NY株式サマリー(15日)=ダウ554ドル高と3日続伸 S&P500とナスダックは6日続伸

市場概況
◆ダウ平均:40563.06 +554.67 +1.39%
◆S&P500:5543.22 +88.01 +1.61%
◆NASDAQ:17594.50 +401.90 +2.34%

 15日のNY株式相場は大幅続伸。7月小売売上高が予想以上に増加し、新規失業保険申請件数が予想以上に減少したことで景気後退(リセッション)懸念が和らいだことでセンチメントが一段と改善した。ダウ平均は554.67ドル高(+1.39%)の40563.06ドルと大幅に3日続伸し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.61%高、2.34%高とともに大幅に6日続伸した。S&P500は週初から3.72%高となり、7月16日に付けた史上最高値まで2.23%に迫った。S&P500の11セクターは不動産、公益を除く9セクターが上昇。一般消費財が3.38%高、ITが2.54%高となったほか、素材、資本財が1%超上昇した。ダウ平均採用銘柄は予想を上回る決算や人員削減を発表したシスコ・システムズが6.80%高、予想を上回る決算や見通し引き上げが好感されたウォルマートが6.58%高となったほか、ナイキ、ボーイング、アマゾンも4-5%高となった。半導体株はエヌビディアが4.05%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)が4.70%高、インテルが3.87%高となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4.87%上昇した。

 寄り前に発表された7月小売売上高は前月比+1.0%と予想の+0.3%を上回る増加となり、新規失業保険申請件数は22.7万件と予想の23.5万件を下回った。今週発表された7月生産者物価指数(PPI)や7月消費者物価指数(CPI)の鈍化を受けて米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まるなか、消費や雇用が強い結果となりリセッション懸念も和らいだ。米10年債利回りは前日の3.822%から3.916%に上昇したが、投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の16.19ポイントから15.23ポイントに低下。7月23日以来の低水準となった。


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