中国株サマリー(16日)

市場概況
続伸、方向感欠くも約半月ぶり高値 米リセッション懸念後退で

 16日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.07%高の2879.43ポイントだった。深セン成分指数は0.24%安の8349.87ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5911億5700万元だった。

 上海総合指数は方向感を欠き、前日終値を挟んでもみ合ったが、終値は2日以来、約半月ぶり高値だった。米国の小売売上高や新規失業保険申請件数などを受け、米国の景気後退(リセッション)に対する過度な懸念が和らぎ、投資家心理を強気に傾けた。ただ、中国景気の先行き不透明感は強く、週末を前に持ち高調整の売りも広がった。一方、6月中間決算の発表シーズンとあって、業績を手掛かりに個別物色の動きが活発だった。セクター別では、コンシューマーエレクトロニクスや医療機器、製薬などが買われた半面、エンジニアリングサービスや不動産サービス、貴金属などが売られた。

 A株市場では、中国建設銀行(601939)や中国銀行(601988)など銀行株が買われたほか、中国聯合網絡通信(600050)やBYD(002594)も高かった。大手企業が相次いで人工知能(AI)グラスの開発を手掛けていることを受け、関連銘柄とされる創維数字(000810)や深セン市卓翼科技(002369)なども大幅高。半面、長春高新技術産業(000661)や中公教育科技(002607)、永輝超市(601933)などが売られた。

 上海B株指数は0.02%安の235.25ポイント、深センB株指数は0.08%高の1106.27ポイント。

(関口)


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