香港株サマリー(16日)

市場概況
3日ぶり反発、好業績銘柄に買い JDドットコムが大幅高

 16日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。終値は前日比1.88%高の17430.16ポイントだった。中国企業指数は2.10%高の6161.90ポイント。メインボードの売買代金は概算で1014億HKドル。

 ハンセン指数は高く寄り付き、じりじりと上げ幅を拡大。序盤に相場の強気と弱気の分かれ目とされる250日移動平均(大引け時点で17295.47ポイント)を上抜けた。後場に入ると上値が伸び悩んだものの、終値は7月23日以来およそ3週間ぶりの高値となった。好業績の大型ネット株が買いを集め、相場を押し上げた。前日発表された7月の米小売売上高が予想以上に増加したことで米国の景気後退(リセッション)に対する過度な懸念が和らぎ、香港市場の地合い改善につながったもよう。セクター別では情報技術と一般消費財、エネルギー、医療・ヘルスケアが上昇し、コングロマリットが下落した。

 ハンセン指数構成銘柄では、前日大引け後に2024年4−6月期決算を発表したアリババ集団(09988)や、生活アプリ運営の美団(03690)が買われて相場の上昇を主導。24年6月中間決算を発表したJDドットコム(09618)が9%近く上げたほか、同社子会社の京東健康(06618)、香港鉄路(00066)が大幅に上昇。カジノ株の銀河娯楽(00027)とサンズ・チャイナ(01928)も高い。半面、香港長江グループ系の長江和記実業(00001)、長江実業集団(01113)、長江インフラ(01038)がそろって下落。パソコン大手のレノボグループ(00992)、自動車販売の中升集団(00881)は大幅に続落した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.21%高の3459.09ポイントと5日ぶりに反発。前日安かった企業向けクラウドサービスの金蝶国際ソフト(00268)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)が買い直された。半面、オンライン読書サービスの閲文集団(00772)、半導体ファウンドリーの華虹半導体(01347)が反落した。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(16日)