NY株式サマリー(26日)=ダウ65ドル高と続伸し最高値更新 ハイテク株が下落しS&P500、ナスダ

市場概況
◆ダウ平均:41240.52 +65.44 +0.16%
◆S&P500:5616.84 -17.77 -0.32%
◆NASDAQ:17725.77 -152.03 -0.85%

 26日のNY株式相場は高安まちまち。ソフトランディング期待や利下げ期待を背景に先週までの堅調が続きダウ平均が史上最高値を更新した一方、水曜日引け後のエヌビディアの決算発表を控えて半導体株が下落し、S&P500とナスダック総合を押し下げた。ダウ平均は65.44ドル高(+0.16%)の41240.52ドルと2日続伸して終了し、7月26日以来、1カ月ぶりに終値の過去最高値を更新。一時、244.97ドル高(+0.59%)の41420.05ドルまで上昇し、取引時間中の史上最高値も更新した。一方、S&P500とナスダック総合はそれぞれ0.32%安、0.85%安と反落して終了した。S&P500の11セクターはエネルギーの1.11%高を筆頭に、生活必需品、公益、素材など5セクターが上昇し、ITの1.12%安を筆頭に、一般消費財、資本財など6セクターが下落した。下落率トップのITではエヌビディアが2.25%下落したほか、ブロードコム、マイクロン・テクノロジー、ラム・リサーチ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが3-4%下落。一般消費財ではテスラが3.23%下落した。センチメントはやや悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の15.86ポイントから16.15ポイントに上昇した。

 米国株は景気後退(リセッション)懸念や円キャリートレードの巻き戻しなどを受けて8月上旬に急落したが、その後はリセッション懸念の後退や利下げ見通しを背景に大きく反発した。先週末のジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げを示唆したことも追い風となった。7月17日に終値の最高値41198.08ドルを付けたダウ平均は8月5日に1033.99ドル安と急落し、38703.27ドルまで下落したが、先週末に41000ドル台を回復し、この日は取引時間中と終値の最高値を更新した。先週金曜日に取引時間中の史上最高値まで0.49%に迫ったS&P500は小幅に反落したものの、最高値まで1%未満の水準で終了した。


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