中国株サマリー(28日)

市場概況
続落、半年超ぶりの安値 見送り気分も

 28日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.40%安の2837.43ポイントだった。深セン成分指数は0.31%安の8078.82ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4966億600万元だった。

 上海総合指数は小動きで始まったものの、序盤以降は総じてマイナス圏でもみ合った。中国景気の先行き不安や、中国と欧米諸国との対立の激化などへの懸念が引き続き重荷となった。上値の重さが意識されると、後場には一段安。終値ベースで今年2月7日以来、半年超ぶりの安値を更新した。中国の8月の製造業購買担当景気指数(PMI)、米国の7月個人消費支出 (PCE)価格指数の発表を週後半に控え、見送り気分も漂い、売買代金は低水準にとどまった。

 セクター別では、航空・空港運営が全面安。建設、自動車、銀行なども売られた。半面、教育、商業・百貨店、化学肥料、宝飾品などが上昇した。

 A株市場では、インフラ建設の上海隧道工程(600820)、中国交通建設(601800)、建材の安徽コンチセメント(600585)が安い。バスメーカーの鄭州宇通客車(600066)、鉄道車両の中国中鉄(601390)、酒造の瀘州老窖(000568)、宜賓五糧液(000858)、不動産開発の招商局蛇口工業区控股(001979)なども下げが目立った。半面、教育関連の中公教育科技(002607)がストップ高となったほか、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)、漢方薬メーカーの華潤三九医薬(000999)、小売りの王府井集団(600859)、永輝超市(601933)などが買いを集めた。

 上海B株指数は0.01ポイント安の227.97ポイント、深センB株指数は1.28%安の1048.86ポイントだった。


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