香港株サマリー(28日)

市場概況
3日ぶり反落、幅広いセクターで利益確定売り

 28日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反落。終値は前日比1.02%安の17692.45ポイントだった。中国企業指数は1.27%安の6225.99ポイント。メインボードの売買代金は概算で939億3000万HKドル。

 ハンセン指数は小安く寄り付き、序盤に下げ幅を拡大。前日は終値ベースで7月15日以来の高値を連日で更新しただけに、利益を確定する売りが幅広いセクターで優勢だった。米長期金利の上昇も地合いの悪化につながった。ただ、ハンセン指数は100日移動平均(大引け時点で17755.49ポイント)を割り込むと下げ渋った。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する7月の米個人消費支出 (PCE)価格指数の発表を30日に控え、次第に様子見気分が強まった。

 業績などの個別材料を手掛かりとする売買が目立った。2024年6月中間決算を前日大引け後からこの日にかけて発表した銘柄では、農夫山泉(09633)が10%超下げたほか、華潤置地(01109)、申洲国際集団(02313)、中国海外発展(00688)、海爾智家(06690)が売られた。電力大手の華潤電力控股(00836)、電気自動車の理想汽車(02015)は大幅に反落した。一方、24年上半期が市場予想を上回る増益だった翰森製薬(03692)と安踏体育用品(02020)、特別配当を発表した華潤万象生活(01209)が大きく買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.59%安の3445.46ポイントと続落。24年上半期業績が75%減益だった衆安在線財産保険(06060)が急落した。画像認識システムのセンスタイム(00020)、ヘルステックの平安健康医療科技(01833)も安い。半面、電気自動車の小鵬汽車(09868)、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)が上昇した。


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