中国株サマリー(29日)

市場概況
3日続落、半年超ぶりの安値を再び更新 銀行株が全面安

 29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。終値は前日比0.50%安の2823.11ポイントだった。深セン成分指数は0.94%高の8154.44ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6072億4700万元だった。

 上海総合指数は安く寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。前日に続き、終値ベースで2月6日以来、半年超ぶりの安値を更新した。中国景気の先行き不安や、中国と欧米諸国との対立の激化などへの懸念が根強いなか、中国の8月の製造業購買担当景気指数(PMI)、米国の7月個人消費支出 (PCE)価格指数の発表を控え、投資家はリスクを取りにくかった。

 セクター別では、銀行が全面安となり、指数を押し下げた。鉄道・道路、海運・港湾運営、公共事業なども安い。半面、太陽光・風力発電設備、コンシューマーエレクトロニクス、光学光電子、バッテリーなどが買われた。

 A株市場では、交通銀行(601328)、上海銀行(601229)、中国農業銀行(601288)、中国建設銀行(601939)など銀行株の下げがきつい。石炭輸送会社の大秦鉄路(601006)、インフラ建設の上海隧道工程(600820)、建機の徐工集団工程機械(000425)なども大幅安。小売りの王府井集団(600859)が反落した。半面、宅配大手の順豊控股(002352)、自動車部品メーカーの華域汽車系統(600741)、寧波均勝電子(600699)、太陽光発電関連の隆基緑能科技(601012)、晶澳太陽能科技(002459)などが買いを集めた。

 上海B株指数は0.27%高の228.59ポイント、深センB株指数は0.9%高の1058.27ポイントだった。


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