市場概況
3日ぶり反落、利益確定売り優勢 新世界発展が約13%安
週明け2日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比1.65%安の17691.97ポイントだった。中国企業指数は1.89%安の6211.61ポイント。メインボードの売買代金は概算で1128億8000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、前場にじりじりと下げ幅を拡大。後場に入ると下げ渋ったものの、10日移動平均(大引け時点で17698.84ポイント)を割り込んで引けた。前週末は続伸し、終値ベースで7月15日以来1カ月半ぶりの高値を付けただけに、いったん利益を確定する売りが幅広いセクターで優勢となった。中国景気不安がくすぶるなか、中国本土の株安も投資家心理を悪化させたもよう。中国国家統計局が前週末に発表した2024年8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想から下振れし、4カ月連続で景況感の分かれ目となる50を割り込んだ。
ハンセン指数構成銘柄では不動産株の下げが目立ち、華潤万象生活(01209)、華潤置地(01109)、中国海外発展(00688)、九龍倉置業地産(01997)が大きく売られた。前週末大引け後に2024年6月本決算が赤字に転落する見通しを発表した香港コングロマリットの新世界発展(00017)は13%近く下落。食品・飲料株のバドワイザーAPAC(01876)と農夫山泉(09633)も安い。一方、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)と自動車販売の中升集団(00881)が大幅に続伸した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.08%安の3486.40ポイントと3営業日ぶりに反落。電気自動車メーカーの蔚来集団(09866)と理想汽車(02015)の下げがきつい。ヘルステックの平安健康医療科技(01833)とスマートフォン部品・製造受託のBYDエレクトロニック(00285)も大幅安。半面、オンライン旅行会社の同程旅行(00780) とトリップ・ドットコム(09961)が小幅ながら逆行高。
(小針)
Provided by
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る
週明け2日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比1.65%安の17691.97ポイントだった。中国企業指数は1.89%安の6211.61ポイント。メインボードの売買代金は概算で1128億8000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、前場にじりじりと下げ幅を拡大。後場に入ると下げ渋ったものの、10日移動平均(大引け時点で17698.84ポイント)を割り込んで引けた。前週末は続伸し、終値ベースで7月15日以来1カ月半ぶりの高値を付けただけに、いったん利益を確定する売りが幅広いセクターで優勢となった。中国景気不安がくすぶるなか、中国本土の株安も投資家心理を悪化させたもよう。中国国家統計局が前週末に発表した2024年8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想から下振れし、4カ月連続で景況感の分かれ目となる50を割り込んだ。
ハンセン指数構成銘柄では不動産株の下げが目立ち、華潤万象生活(01209)、華潤置地(01109)、中国海外発展(00688)、九龍倉置業地産(01997)が大きく売られた。前週末大引け後に2024年6月本決算が赤字に転落する見通しを発表した香港コングロマリットの新世界発展(00017)は13%近く下落。食品・飲料株のバドワイザーAPAC(01876)と農夫山泉(09633)も安い。一方、太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)と自動車販売の中升集団(00881)が大幅に続伸した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.08%安の3486.40ポイントと3営業日ぶりに反落。電気自動車メーカーの蔚来集団(09866)と理想汽車(02015)の下げがきつい。ヘルステックの平安健康医療科技(01833)とスマートフォン部品・製造受託のBYDエレクトロニック(00285)も大幅安。半面、オンライン旅行会社の同程旅行(00780) とトリップ・ドットコム(09961)が小幅ながら逆行高。
(小針)
Provided by
DZH Finacial Research
「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。
豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。