NY株式サマリー(9日)=ダウ、大幅反発 先週の大幅安で押し目買い強まる

市場概況
◆40829.59 +484.18 +1.20%
◆S&P500:5471.05 +62.63 +1.16%
◆NASDAQ:16884.60 +193.77 +1.16%

 9日のNY株式相場は大幅反発。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げによる景気の下支えが期待される中、先週主要3指数が大きく下落したことで押し目買いが強まった。先週1週間で1217ドル下落したダウ平均は上昇してスタートすると、一時654ドル高まで上昇し、484.18ドル高(+1.20%)で終了。先週に4.25%安と2023年3月以来の大幅安となったS&P500も1.16%高と大幅反発し、先週に5.77%安と2022年1月以来の大幅安を記録したナスダック総合も1.16%高と反発した。

 先週13.86%安と急落したエヌビディアは3.54%高と反発し、先週9.28%下落したボーイングも3.36%高と反発。このほか、テスラ、アマゾン、JPモルガン・チェースなども2%超上昇した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。一般消費財、資本財、IT、金融、不動産が軒並み1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の22.38ポイントから19.45ポイントに低下した。

 今週は9月17-18日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅を巡り、水曜日に発表される8月消費者物価指数(CPI)や木曜日発表の8月生産者物価指数(PPI)に注目が集まる。先週発表された8月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を下回り、労働市場の減速懸念が強まったが、FRBによる利下げが米景気を押し上げるとの期待が高まっており、年内の利下げペースの見通しを巡りCPI、PPIに要注目となる。

 引け後の動きではオラクルが時間外で約9%上昇。6-8月期の売上高と利益が予想を上回ったほか、クラウド事業でのアマゾンのAWSとの提携も好感された。


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