NY株式サマリー(16日)=ダウ、史上最高値を更新 S&P500も最高値に迫るもナスダック反落

市場概況
◆ダウ平均:41622.08 +228.30 +0.55%
◆S&P500:5633.09 +7.07 +0.13%
◆NASDAQ:17592.13 -91.85 -0.52%

ダウが4日続伸し史上最高値を更新 S&P500も最高値に迫るもナスダックが反落

 16日のNY株式相場は高安まちまち。9月米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を18日に控える中、新型iPhoneの不振が伝えられたアップルや、年初から大きく上昇したエヌビディアなどの半導体株が下落した一方、金融やエネルギー株などが幅広く上昇した。ダウ平均は228.3ドル高(+0.55%)と4日続伸し、8月30日以来、1カ月半ぶりに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。S&P500も0.13%高と小幅に6日続伸し、7月中旬に付けた史上最高値まで0.65%に迫った。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.52%安と6日ぶりに反落した。

 S&P500の11セクターは金融、エネルギー、素材、コミュニケーション、公益など9セクターが上昇し、IT、一般消費財の2セクターが下落。ダウ平均採用の30銘柄はアップル(-2.78%)、ユナイテッドヘルス(-0.87%)など5銘柄が下落した一方、インテルの6.36%高を筆頭にシスコ・システムズ、トラベラーズ、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど25銘柄が上昇した。

 今週のFOMCでは、2022年3月に利上げを開始して以来、初めての利下げが確実視されているが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が先週、0.50%の利下げ観測を示したことで大幅利下げ期待が高まった。CMEのフェドウォッチ・ツールでは0.25%の利上げ確率が33%、0.50%の利下げ確率が67%となっており、水曜日午後の結果公表が注目される。また、FOMCメンバーの金利見通し(ドットプロット)が発表されるほか、会合後にはパウエルFRB議長の記者会見が予定され、年内の利下げ幅見通しにも要注目となる。


(小針)


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