中国株サマリー(25日)

市場概況
6日続伸、一時3%超高も上げ幅縮小 2900ポイント守れず

 25日の中国本土株式市場で、上海総合指数は6営業日続伸。終値は前日比1.16%高の2896.31ポイントだった。深セン成分指数は1.21%高の8537.73ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1573億7100万元だった。

 上海総合指数は心理的節目の2900ポイントに乗せて寄り付くと、一時は上昇率を3%超に広げた。中国金融当局が24日の会見で表明した一連の追加緩和策を好感する買いが続いた。中国人民銀行(中央銀行)が朝方に発表した中期貸出制度(MLF)金利は2.0%と前月の2.3%から低下し、人民銀の潘功勝行長が同会見で示した見通しと一致した。ただ、相場の急ピッチな上昇を受けて、高値警戒感から前場半ばからじりじりと上げ幅を縮小。終値ベースで8月2日以来の高値を付けたものの、節目の2900ポイントを守れなかった。

 セクター別では、投資・金融関連、造船、銀行、証券が全面高。半面、酒造、金属の一角が売られた。

 A株市場では、23日大引け後に名創優品集団(09896)が出資することが明らかになった永輝超市(601933)や、特定用途無線大手の海能達通信(002583)が連日のストップ高。インフラ建設の中国交通建設(601800)、中国鉄建(601186)、中国中鉄(601390)、造船大手の中国船舶重工(601989)、ゲーム関連の三七互娯網絡科技集団(002555)なども上昇が目立った。半面、化学メーカーの万華化学集団(600309)、教育関連の中公教育科技(002607)、食品・飲料関連の北京燕京ビール(000729)、洽洽食品(002557)などが下げた。

 上海B株指数は1.32%高の243.27ポイント、深センB株指数は0.98%高の1089.43ポイント。


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