香港株サマリー(25日)

市場概況
続伸、大商い 本土系金融株に買い

 25日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.68%高の19129.10ポイントだった。中国企業指数は0.76%高の6765.60ポイント。メインボードの売買代金は概算で2548億4000万HKドルと大商い。

 ハンセン指数はほぼ全面高で始まり、朝方には一時、上昇率が3%を超えた。もっとも、その後は利益確定売りが出てじりじりと上げ幅を縮めた。中国人民銀行(中央銀行)が朝方発表した中期貸出制度(MLF)金利が前月比0.3%低下したことで、最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)引き下げに期待する買いが膨らんだ。前日に人民銀の潘功勝総裁が政策金利の引き下げ見通しを示し、資本市場支援策も打ち出しており、投資家がリスクオン姿勢を強めた。

 ハンセン指数構成銘柄では、本土系金融株が大きく買われ、招商銀行(03968)、中国平安保険(02318)、中国銀行(03988)、中国人寿保険(02628)、中国建設銀行(00939)が上昇。医薬品ネット通販の京東健康(06618)と阿里健康(00241)、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)、中国政府系投資持ち株の中国中信(00267)は大幅に続伸した。一方、ハイテク株の小米集団(01810)と舜宇光学科技(02382)、不動産開発の華潤置地(01109)が反落。10億HKドルを投じる自社株買い計画の完了を発表した無錫薬明康徳新薬開発(02359)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.23%高の3924.45ポイントと続伸。ゲーム・オフィス用ソフトのキングソフト(03888)、動画プラットフォームのビリビリ(09626)、ネット損保の衆安在線財産保険(06060)が高い。半面、電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)、理想汽車(02015)、蔚来集団(09866)がそろって反落した。


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