東京外国為替市場概況・17時 ドル円、強含み

市場概況
 26日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。17時時点では145.02円と15時時点(144.73円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。アジアの株式相場が概ね堅調に推移するなか、投資家のリスク志向改善を意識した買いが入った。一時145.17円と4日以来の高値を更新した。

 スイスフランはしっかり。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)この日、政策金利を予想通りに1.25%から1.00%へと引き下げることを決定。声明文では2024年から26年のインフレ率予測を下方修正したうえで、「中期的な物価安定を確保するため、今後数四半期で政策金利のさらなる引き下げが必要になる可能性がある」などの見解を示した。発表後にはスイスフラン買いが入り、対ドルで0.8461フラン、対ユーロで0.9438フランまでフラン高が進む場面も見られた。

 ユーロ円は強含み。17時時点では161.47円と15時時点(161.36円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。株高を手掛かりにした円売り・ユーロ買いの流れに沿って、前日高値の161.67円を上抜けた。3日以来の高値となる161.85円まで上値を伸ばした。

 ユーロドルは17時時点では1.1134ドルと15時時点(1.1149ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。東京午前からの流れを引き継いで一時1.1158ドルまで上昇したが、欧州勢の本格参入後は買いも一服となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.45円 - 145.17円
ユーロドル:1.1129ドル - 1.1158ドル
ユーロ円:160.86円 - 161.85円

(岩間)


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