NY株式サマリー(26日)=ダウ、5日続伸 S&P500も7日続伸しともに最高値を更新

市場概況
◆ダウ平均:44860.31 +123.74 +0.28%
◆S&P500:6021.63 +34.26 +0.57%
◆NASDAQ:19174.30 +119.46 +0.63%

ダウ123ドル高と5日続伸 S&P500も7日続伸し、ともに最高値を更新

 26日のNY株式相場は続伸。感謝祭ウイークで薄商いとなったが、米連邦準備理事会(FRB)が注視する個人消費支出 (PCE) 価格指数の発表を翌日に控え、買いが優勢だった。トランプ次期大統領がメキシコやカナダからの輸入品に対して25%関税を課すとしたことで、インフレ圧力が高まることが懸念されたが、前日に関税は段階的に導入すべきと主張するヘッジファンド・マネージャーのスコット・べッセント氏が次期財務長官に指名されたことで影響は限定的だった。

 ダウ平均は軟調にスタート後、一時309ドル安まで下落したが、123.74ドル高(+0.28%)と5日続伸して終了。S&P500も0.57%高と7日続伸し、ハイテク株主体のナスダック総合は0.63%高と4日続伸。ダウ平均とS&P500はともに取引時間中と終値の史上最高値を更新した。メキシコやカナダからの関税問題ではゼネラル・モーターズが8.99%安、フォードが2.63%安となったほか、コロナビールのコンステレーション・ブランズも3.34%下落。また、小型株指数のラッセル2000も0.73%安と7日ぶりに反落した。

 S&P500の11セクターは公益(+1.56%)を筆頭に、一般消費財、コミュニケーション、ITなど9セクターが上昇し、素材、エネルギーの2セクターが下落した。米10年債利回りは前日の4.263%から4.302%に上昇(価格は下落)。トランプ次期大統領が掲げる関税政策でインフレ圧力が高まるとの見方から、債券売りが広がった。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の14.6ポイントから14.10ポイントへと4日連続で低下した。


(小針)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(26日)=ダウ、5日続伸 S&P500も7日続伸しともに最高値を更新