NY株式サマリー(5日)=ダウ248ドル安 雇用統計発表控えS&P500とナスダックも5日ぶりに反落

市場概況
◆ダウ平均:44765.71 -248.33 -0.55%
◆S&P500: 6075.11 -11.38 -0.19%
◆NASDAQ:19700.26 -34.86 -0.18%

 5日のNY株式相場は反落。主要3指数が史上最高値の更新を続け、高値警戒感が意識される中、翌日の11月雇用統計の発表を控えた様子見姿勢が強まった。前日に取引時間中と終値の史上最高値を更新したダウ平均はわずかに上昇してスタートしたが、終盤に266ドル安まで下落し、248.33ドル安(-0.55%)の44765.71ドルで終了。S&P500とナスダック総合は前日に続いて取引時間中の史上最高値を更新したが、それぞれ0.19%安、0.18%安で終了し、ともに5日ぶりの小幅反落となった。S&P500の11セクターは一般消費財、生活必需品、エネルギーなど5セクターが上昇し、素材、資本財、ヘルスケア、コミュニケーションなど6セクターが下落した。ダウ平均採用銘柄では保険部門の幹部が銃撃され死亡したユナイテッドヘルスが5.21%安となり、1銘柄でダウ平均を約196ドル押し下げた。センチメントはやや悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の13.45ポイントから13.54ポイントに上昇した。

 経済指標は新規失業保険申請件数が22.4万件と、前週発表分や市場予想の21.5万件を上回る悪化となった。米10年債利回りは前日の4.182%から4.1781%に低下したが、CMEのフェドウォッチ・ツールの12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げ確率は前日の78%から70%に低下し、政策金利据え置き確率は30%に上昇した。翌日発表される11月雇用統計の市場予想は非農業部門雇用者数が21.4万人増と、ハリケーンの影響で減少した10月分の1.2万増から大幅回復が見込まれている。

(小針)


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