香港株サマリー(22日)

市場概況
7日ぶり反落、対中追加関税を警戒

 22日の香港株式市場で、ハンセン指数は7営業日ぶりに反落。終値は前日比1.63%安の19778.77ポイントだった。中国企業指数は1.96%安の7177.14ポイント。メインボードの売買代金は概算で1353億1000万HKドル。

 ハンセン指数は始値で心理的節目の20000ポイントを割り込み、次第に下げ幅を広げる展開。トランプ米大統領が2月から中国からの輸入品に10%の追加関税をかけることを検討していると伝わり、嫌気した売りが幅広いセクターで優勢となった。前日終値は昨年12月12日以来の高値だっただけに、いったん利益を確定する動きも相場の重荷だった。

 ハンセン指数構成銘柄では、前日大引け後に売上高見通しを発表した新東方教育科技(09901)が24%超下落。中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)と子会社の阿里健康(00241)、生活アプリ運営の美団(03690)、自動車メーカーの理想汽車(02015)と吉利汽車(00175)がそろって反落した。宝飾品販売の周大福珠宝(01929)、不動産開発の龍湖集団(00960)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(09633)も安い。一方、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(00285)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(00762)、製薬の翰森製薬(03692)が買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は2.40%安の4581.09ポイントと7営業日ぶりに反落。動画プラットフォームのビリビリ(09626)、電気自動車メーカーの蔚来集団(09866)、ネット通販のJDドットコム(09618)が大幅に下落した。構成30銘柄のうち上昇はBYDエレクトロニックと半導体ファウンドリーのSMIC(00981)の2銘柄だけだった。


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