香港株サマリー(23日)

市場概況
続落、朝高も後場にマイナス圏 SMICが急落

 23日の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。終値は前日比0.40%安の19700.56ポイントだった。中国企業指数は0.18%安の7164.22ポイント。メインボードの売買代金は概算で1485億1000万HKドル。

 ハンセン指数は高く寄り付くと、序盤に心理的節目の20000ポイントに乗せた。中国当局の資本市場支援策を好感する買いが先行。中国証券監督管理委員会(CSRC)や財政部、中国人民銀行(中央銀行)など6部門は22日、保険資金によるA株投資の比率と安定性を高めるなど、中長期の投資資金取り込みに向けた実施案を共同で発表した。もっとも、買い一巡後は下向きに転じ、後場にはマイナス圏に沈んだ。トランプ米新政権の対中政策を巡る不透明感が引き続き地合いを圧迫。春節(旧正月)の大型連休を来週に控え、持ち高調整の売りも重荷となった。

 ハンセン指数構成銘柄では、半導体受託開発のSMIC(00981)が7%超安と急落。本土不動産関連の華潤万象生活(01209)、豚肉大手の万洲国際(00288)、新エネルギー自動車メーカーの理想汽車(02015)、スマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(00285)なども大幅安。半面、中国国有銀行の中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)、中国銀行(03988)、中国保険大手の中国人寿保険(02628)、中国平安保険(02318)などが買いを集めた。前日に大幅安の新東方教育科技(09901)が反発した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.43%安の4515.48ポイントと続落。SMIC、理想汽車、BYDエレクトロニックのほか、小鵬汽車(09868)、舜宇光学科技(02382)、小米集団(01810)も下げが目立った。半面、センスタイム(00020)、京東健康(06618)、ネットイース(09999)などが上昇した。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(23日)