中国株サマリー(24日)

市場概況
 反落、後場はマイナス圏で軟調に推移 利益確定売りが重し

 週明け24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前営業日比0.18%安の3373.03ポイントだった。深セン成分指数は0.08%安の10983.04ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆804億8300万元だった。

 上海総合指数は、前場は前週末終値を挟んでもみ合ったが、後場はマイナス圏で軟調に推移した。全国人民代表大会の開幕を来週に控えて政策期待は強いものの、指数は年初来高値水準とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、教育や医療サービス、ソフトウエア開発などが売られた。半面、化学繊維や航空・空港運営が買われたほか、中国共産党中央委員会と国務院(内閣に相当)が「農村改革のさらなる深化と、農村全面振興の着実な推進に関する意見」を公表したことを受け、農業や化学肥料も高かった。

 A株市場では、用友網絡科技(600588)や中公教育科技(002607)などの下落が目立ったほか、江蘇恒立液圧(601100)やBYD(002594)も売られた。半面、筆頭株主の深セン市地鉄集団から42億元の融資を受けると発表した万科企業(000002)が上昇したほか、子会社の中広核陸豊核電の原発「陸豊1号」の建設が正式に始まると発表した中国広核電力(003816)も買われた。

 上海B株指数は1.59%安の259.64ポイント、深センB株指数は0.35%安の1220.40ポイント。

(小針)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 中国株サマリー(24日)