香港株サマリー(24日)

市場概況
 反落、利益確定売りと前週末の米株安が重荷

 週明け24日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前営業日比0.58%安の23341.61ポイントだった。中国企業指数は0.55%安の8618.88ポイント。メインボードの売買代金は概算で3560億3000万HKドル。

 ハンセン指数は小安く寄り付いた後、前週末終値を挟んで一進一退の展開。中国の景気刺激策への期待は根強いものの、前週末の終値は2022年2月23日以来およそ3年ぶりの高値だっただけに、利益確定売りが指数を押し下げた。21日の米株式相場の下落も地合いを悪化させ、米国の対中政策への警戒感もくすぶった。セクター別では情報技術、医療・ヘルスケア、通信、工業が下げた半面、不動産・建設と必需消費財が上げた。

 ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)が反落して相場の重荷となった。医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)と無錫薬明康徳新薬開発(02359)は急反落。トランプ米大統領が製薬大手に製造拠点を海外から国内へ移転するよう要求し、受け入れられない場合は関税を導入すると警告したと伝わった。ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)、医薬品ネット通販の阿里健康(00241)、教育サービスの新東方教育科技(09901)も安い。半面、不動産株の上昇が目立ち、華潤万象生活(01209)、龍湖集団(00960)、新鴻基地産(00016)、中国海外発展(00688)が買われた。カジノ株のサンズ・チャイナ(01928)と銀河娯楽(00027)は大幅に反発した。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は1.19%安の5789.52ポイントと反落。構成銘柄からの除外が決まった衆安在線財産保険(06060)が14%近く下落した。企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)、パソコン大手のレノボグループ(00992)も大幅安。一方、前週末に逆行安を演じた白物家電大手の海爾智家(06690)が買い直された。半導体ファウンドリーの華虹半導体(01347)、オンライン旅行会社の同程旅行(00780)とトリップ・ドットコム(09961)も買われた。

(小針)


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