香港株サマリー(27日)

市場概況
続伸、終盤にプラス圏 政策期待が支え

 27日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.23%高の3388.06ポイントだった。深セン成分指数は0.26%安の10927.51ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆45億8500万元だった。

 上海総合指数は方向感に乏しい展開。安く寄り付いた後に切り返したものの、勢いが続かず、その後はじりじりと下げ幅を拡大。一方、後場半ばには再び上向きに転じ、プラス圏に浮上してこの日の取引を終えた。足元で買われていた人工知能(AI)関連の一角に利益確定売りが出て、相場の重荷となったものの、「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕を控え、政策期待が下値を支えたもよう。

 セクター別では、商業・百貨店、食品・飲料、バッテリー、観光・ホテルなどが高い。半面、通信設備、電源設備、通信サービス、太陽光発電などが売られた。

 A株市場では、証券会社の中国銀河証券(601881)が前日に続きストップ高となり、中国国際金融(601995)も大幅に続伸した。2社は合併に関する市場のうわさについて「こうした情報はない」と公告で説明したが、思惑買いが続いたもよう。重機メーカーの中聯重科(000157)、酒造の瀘州老窖(000568)、厨房機器メーカーの杭州老板電器(002508)、航空会社の春秋航空(601021)なども買いを集めた。半面、テック株の上海宝信ソフト(600845)、富士康工業互聯網(601138)、自動車部品関連の浙江三花智能控制(002050)、安徽中鼎密封件(000887)、通信キャリア大手の中国聯合網絡通信(600050)などが下げた。

 上海B株指数は0.04%安の263.24ポイント、深センB株指数は0.1%安の1219.29ポイントだった。


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