香港株サマリー(28日)

市場概況
大幅続落、1週間ぶり安値 米中貿易摩擦を嫌気

 28日の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続落。終値は前日比3.28%安の22941.32ポイントだった。中国企業指数は3.63%安の8417.43ポイント。メインボードの売買代金は概算で4062億6000万HKドル。

 ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ、安く始まった。次第に下げ幅を広げて心理的節目の23000ポイントを割り込み、終値ベースで20日以来およそ1週間ぶりの安値を更新。米国と中国の貿易摩擦の激化を警戒する売りが幅広いセクターで膨らみ、大商いとなった。前日にトランプ米大統領が中国に対する追加関税をさらに10%上乗せすると自身のSNSに投稿したことで、中国商務部がこの日に「断固反対」を表明し、対抗措置の発動を示唆した。

 ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株の美団(03690)とアリババ集団(09988)が大幅に続落。自動車株の下げが目立ち、理想汽車(02015)、吉利汽車(00175)、BYD(01211)がそろって売られた。車載電子部品を手掛けるBYDエレクトロニック(00285)と舜宇光学科技(02382)、自動車販売の中升集団(00881)も大幅安。太陽光パネル用ガラスの信義光能(00968)、不動産開発の龍湖集団(00960)は反落した。一方、カジノ株の銀河娯楽(00027)とサンズ・チャイナ(01928)、石炭株の中国神華能源(01088)が買われた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は5.32%安の5568.14ポイントと続落。構成30銘柄が軒並み下落した。BYDエレクトロニックと理想汽車のほか、新興電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)、生成AIソフトウエアのセンスタイム(00020)の下げがきつい。


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