市場概況
◆ダウ平均: 43840.91 +601.41 +1.39%
◆S&P500: 5954.50 +92.93 +1.59%
◆NASDAQ: 18847.28 +302.86 +1.63%
28日のNY株式相場は反発。ウクライナとロシアの戦争の終結を巡るトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の交渉が決裂したことで地政学リスクが意識され一時下落する場面もあったが、週末、月末の持ち高調整や指数リバランスにより取引終盤に買いが優勢となった。ダウ平均は上昇してスタート後、138ドル安まで下落したが、634ドル高まで急反発し、601.41ドル高(+1.39%)で終了。S&P500とナスダック総合も一時マイナス圏まで下落後、それぞれ1.59%高、1.63%高で終了。主要3指数がそろって大幅反発した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。金融が2.07%高と上昇率トップとなり、一般消費財、IT、エネルギーも1.5-1.8%上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の21.13ポイントから一時22.40ポイントまで上昇したが、19.63ポイントと前日比1.50ポイント低下して終了した。
週間ではダウ平均が412.89ドル高(+0.95%)と反発したが、S&P500が0.98%安、ナスダック総合が3.47%高とともに2週続落した。月間ではダウ平均が1.58%安、S&P500が1.42%安とともに反落。ナスダック総合は3.97%安と4カ月ぶりに反落し、2024年4月以来の大幅安を記録した。
利下げ見通しを注目された米1月個人消費支出(PCE)価格指数は前月比+0.3%と12月から横ばいとなり予想と一致した。前年比でも+2.5%と12月の+2.6%から鈍化し、予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数も前月比、前年比でともに予想と一致した。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視するPCE価格指数が予想通りの結果となったことで利下げ期待が高まった。米10年債利回りは前日の4.287%から一時4.193%と昨年12月10日以来の水準まで低下し、4.210%で終了した。
(羽土)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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◆S&P500: 5954.50 +92.93 +1.59%
◆NASDAQ: 18847.28 +302.86 +1.63%
28日のNY株式相場は反発。ウクライナとロシアの戦争の終結を巡るトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の交渉が決裂したことで地政学リスクが意識され一時下落する場面もあったが、週末、月末の持ち高調整や指数リバランスにより取引終盤に買いが優勢となった。ダウ平均は上昇してスタート後、138ドル安まで下落したが、634ドル高まで急反発し、601.41ドル高(+1.39%)で終了。S&P500とナスダック総合も一時マイナス圏まで下落後、それぞれ1.59%高、1.63%高で終了。主要3指数がそろって大幅反発した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。金融が2.07%高と上昇率トップとなり、一般消費財、IT、エネルギーも1.5-1.8%上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の21.13ポイントから一時22.40ポイントまで上昇したが、19.63ポイントと前日比1.50ポイント低下して終了した。
週間ではダウ平均が412.89ドル高(+0.95%)と反発したが、S&P500が0.98%安、ナスダック総合が3.47%高とともに2週続落した。月間ではダウ平均が1.58%安、S&P500が1.42%安とともに反落。ナスダック総合は3.97%安と4カ月ぶりに反落し、2024年4月以来の大幅安を記録した。
利下げ見通しを注目された米1月個人消費支出(PCE)価格指数は前月比+0.3%と12月から横ばいとなり予想と一致した。前年比でも+2.5%と12月の+2.6%から鈍化し、予想と一致した。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPCE価格指数も前月比、前年比でともに予想と一致した。米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視するPCE価格指数が予想通りの結果となったことで利下げ期待が高まった。米10年債利回りは前日の4.287%から一時4.193%と昨年12月10日以来の水準まで低下し、4.210%で終了した。
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DZH Finacial Research
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