市場概況
3日ぶり反発、米中関係悪化を懸念も中国製造業PMIが支え
週明け3日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.28%高の23006.27ポイントだった。中国企業指数は0.03%高の8419.69ポイント。メインボードの売買代金は概算で3018億9000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の23000ポイントを回復し、前場に上昇率が一時2%を超えた。前週末からきょう午前にかけて中国国家統計局と中国メディアの財新がそれぞれ発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに市場予想から上振れし、好感する買いが入った。ただ、関税問題を巡る中国と米国の関係悪化が警戒されるなか、ハンセン指数は後場に上げ幅を縮め、終盤には下げに転じる場面もあった。中国共産党系メディアの環球時報が関係者の話として、トランプ米大統領が示した対中追加関税への報復措置として「中国は関税と非関税措置を含む対抗策を検討・策定している」と報じた。米国産の農産物や食品への追加関税が導入される可能性が高いとした。
ハンセン指数構成銘柄では、前週末に2024年12月決算を発表した信義光能(00968)が8.51%上昇。医薬品ネット通販の阿里健康(00241)と京東健康(06618)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、スポーツ用品の安踏体育用品(02020)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)は大幅に反発した。半面、前日に2月の納車台数を発表した新エネルギー車メーカーの理想汽車(02015)が大幅安。テック株のSMIC(00981)とBYDエレクトロニック(00285)、取引所運営の香港証券取引所(00388)が続落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.58%安の5568.14ポイントと続落。理想汽車やSMIC、半導体製造装置のSMIC(00981)、家電大手の美的集団(00300)の下げがきつい。一方、前週末に安かった東方甄選(01797)が急反発した。
(山下)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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週明け3日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.28%高の23006.27ポイントだった。中国企業指数は0.03%高の8419.69ポイント。メインボードの売買代金は概算で3018億9000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の23000ポイントを回復し、前場に上昇率が一時2%を超えた。前週末からきょう午前にかけて中国国家統計局と中国メディアの財新がそれぞれ発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに市場予想から上振れし、好感する買いが入った。ただ、関税問題を巡る中国と米国の関係悪化が警戒されるなか、ハンセン指数は後場に上げ幅を縮め、終盤には下げに転じる場面もあった。中国共産党系メディアの環球時報が関係者の話として、トランプ米大統領が示した対中追加関税への報復措置として「中国は関税と非関税措置を含む対抗策を検討・策定している」と報じた。米国産の農産物や食品への追加関税が導入される可能性が高いとした。
ハンセン指数構成銘柄では、前週末に2024年12月決算を発表した信義光能(00968)が8.51%上昇。医薬品ネット通販の阿里健康(00241)と京東健康(06618)、アルミメーカーの中国宏橋(01378)、スポーツ用品の安踏体育用品(02020)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)は大幅に反発した。半面、前日に2月の納車台数を発表した新エネルギー車メーカーの理想汽車(02015)が大幅安。テック株のSMIC(00981)とBYDエレクトロニック(00285)、取引所運営の香港証券取引所(00388)が続落した。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.58%安の5568.14ポイントと続落。理想汽車やSMIC、半導体製造装置のSMIC(00981)、家電大手の美的集団(00300)の下げがきつい。一方、前週末に安かった東方甄選(01797)が急反発した。
(山下)
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DZH Finacial Research
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