香港株サマリー(4日)

市場概況
反落、下げ幅縮小も23000ポイント回復に至らず

 4日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.28%安の22941.77ポイントだった。中国企業指数は0.62%安の8367.47ポイント。メインボードの売買代金は概算で2695億2000万HKドル。

 ハンセン指数は米株安の流れを引き継ぎ、心理的節目の23000ポイントを割り込んで寄り付いた後、序盤には下げ幅を約2%に拡大する場面もあった。「トランプ関税」が嫌気されたほか、米政権が半導体の対中輸出規制を強化することへの警戒感から売りが先行。もっとも、売り一巡後は下げ幅を縮小。中国でこの日から「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)がスタートし、政策期待が下値を支えた。後場はおおむね22900−23000ポイントのレンジでもみ合った、

 ハンセン指数構成銘柄では、H株の第三者割当増資を発表した自動車メーカーのBYD(01211)、同業の吉利汽車(00175)、理想汽車(02015)が大幅安。マカオカジノの銀河娯楽(00027)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(00762)、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(00968)、石油メジャーのCNOOC(00883)とペトロチャイナ(00857)、大型ネット株のアリババ集団(09988)なども下げが目立った。半面、宝飾品大手の周大福珠宝(01929)、ビールメーカーの華潤ビール(00291)とバドワイザーAPAC(01876)、台湾系食品メーカーの康師傅控股(00322)などが買いを集めた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.22ポイント安の5535.64ポイントと小幅に3営業日続落。蔚来集団(09866)、理想汽車、小鵬汽車(09868)、アリババ集団が下落率上位。半面、同程旅行(00780)、金蝶国際ソフト(00268)、衆安在線財産保険(06060)、美的集団(00300)が上昇率上位だった。

(山下)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(4日)