市場概況
◆ダウ平均: 42801.72 +222.64 +0.52%
◆S&P500: 5770.20 +31.68 +0.55%
◆NASDAQ: 18196.22 +126.96 +0.70%
7日のNY株式相場は反発。注目された米2月雇用統計が予想より悪化したことで米国の景気減速懸念が高まり売りが優勢となったが、売り一巡後は押し目買いが強まった。ダウ平均は軟調にスタートすると、一時403ドル安まで下落幅を拡大したが、終盤に319ドル高まで上昇し、222.64ドル高(+0.52%)で終了した。S&P500とナスダック総合も一時1%超下落後、それぞれ0.55%高、0.70%高で終了。主要3指数がそろって反発した。ただ、週間ではダウ平均が1039.19ドル安(-2.37%)と反落。S&P500は3.10%安と3週続落し、昨年9月第1週以来の大幅安を記録。木曜日に終値で高値から10%超下落し、「調整相場」入りとなったナスダック総合も3.45%安と3週続落した。
S&P500の11セクターは公益を筆頭に、エネルギー、IT、資本財、不動産など8セクターが上昇し、生活必需品、金融、一般消費財の3セクターが下落。週間ではヘルスケア(+0.17%)を除く10セクターが下落。金融、一般消費財が5%超下落し、エネルギー、ITも3%超下落した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の19.63ポイントから金曜日に一時26.56ポイントまで上昇し、23.37ポイントで終了した。
寄り前に発表された2月雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が15.1万人増となり市場予想の16.0万人増を下回った。失業率は4.1%となり前月や予想の4.0%を上回った。平均賃金は前月比で+0.3%と前月の+0.5%から鈍化し、市場予想と一致し、前年比では+4.0%と前月や予想の+4.1%を下回る伸びとなった。総じて弱い雇用統計を米10年債利回りは前日の4.282%から一時4.209%まで低下(価格は上昇)したが、週末の調整売りに押され、4.303%で終了した。なお、午後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演では「金利調整を急ぐ必要はない」と従来の主張が繰り返された。
(羽土)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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◆S&P500: 5770.20 +31.68 +0.55%
◆NASDAQ: 18196.22 +126.96 +0.70%
7日のNY株式相場は反発。注目された米2月雇用統計が予想より悪化したことで米国の景気減速懸念が高まり売りが優勢となったが、売り一巡後は押し目買いが強まった。ダウ平均は軟調にスタートすると、一時403ドル安まで下落幅を拡大したが、終盤に319ドル高まで上昇し、222.64ドル高(+0.52%)で終了した。S&P500とナスダック総合も一時1%超下落後、それぞれ0.55%高、0.70%高で終了。主要3指数がそろって反発した。ただ、週間ではダウ平均が1039.19ドル安(-2.37%)と反落。S&P500は3.10%安と3週続落し、昨年9月第1週以来の大幅安を記録。木曜日に終値で高値から10%超下落し、「調整相場」入りとなったナスダック総合も3.45%安と3週続落した。
S&P500の11セクターは公益を筆頭に、エネルギー、IT、資本財、不動産など8セクターが上昇し、生活必需品、金融、一般消費財の3セクターが下落。週間ではヘルスケア(+0.17%)を除く10セクターが下落。金融、一般消費財が5%超下落し、エネルギー、ITも3%超下落した。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の19.63ポイントから金曜日に一時26.56ポイントまで上昇し、23.37ポイントで終了した。
寄り前に発表された2月雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が15.1万人増となり市場予想の16.0万人増を下回った。失業率は4.1%となり前月や予想の4.0%を上回った。平均賃金は前月比で+0.3%と前月の+0.5%から鈍化し、市場予想と一致し、前年比では+4.0%と前月や予想の+4.1%を下回る伸びとなった。総じて弱い雇用統計を米10年債利回りは前日の4.282%から一時4.209%まで低下(価格は上昇)したが、週末の調整売りに押され、4.303%で終了した。なお、午後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演では「金利調整を急ぐ必要はない」と従来の主張が繰り返された。
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DZH Finacial Research
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