NY株式サマリー(11日)=ダウ478ドル安と続落 関税を巡る不透明感を嫌気

市場概況
◆ダウ平均:41433.48 -478.23 -1.14%
◆S&P500:5572.07 -42.49 -0.76%
◆NASDAQ:17436.10 -32.22 -0.18%

 11日のNY株式相場は続落。トランプ米大統領がカナダの鉄鋼とアルミニウム関税を25%から50%に倍増するとし、その後、政権顧問によって撤回されるなど、トランプ政権の貿易政策を巡る不透明感が引き続き重しとなった。デルタ航空が需要の弱さを理由に業績見通しを下方修正し、デルタ航空(-7.25%)、ウォルト・ディズニー(-5.02%)、エアービーアンドビー(-5.07%)など旅行関連株が下落したことも重しとなった。ダウ平均は一時736ドル安まで下落し、478.23ドル安(-1.14%)で終了。S&P500は一時0.39%高まで上昇する場面もあったが、0.76%安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合も1.25%高まで上昇後、0.18%安で終了。主要3指数がそろって2日続落した。

 業種別ではS&P500の全11セクターが下落。資本財、生活必需品、ヘルスケア、不動産が1%超下落した。ただ、テスラ(+3.79%)やエヌビディア(+1.66%)が反発したことで、一般消費財が0.26%安、ITが0.38%安と比較的小幅な下落にとどまった。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の27.86ポイントから一時29.57ポイントまで上昇後、26.92ポイントで終了した。


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