中国株サマリー(17日)

市場概況
 続伸、もみ合い 景気刺激策に期待も上値重い

 週明け17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比0.19%高の3426.13ポイントだった。深セン成分指数は0.19%安の10957.82ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5730億500万元だった。

 上海総合指数は終始プラス圏でもみ合った。中国共産党中央委員会と国務院(内閣に相当)が内需振興政策の「行動方案」を実施するよう各地方に通知したと伝わり、景気刺激策に期待する買いが相場を支えた。ただ、前週末に心理的節目の3400ポイントを回復し、およそ3カ月ぶりの高値圏で推移しているとあって、目先の利益をいったん確定する売りが上値を抑えた。

 セクター別では、採掘、自動車サービス、不動産サービス、環境関連などが高い。半面、医療サービス、貴金属、証券、バッテリー素材などが売られた。

 A株市場では、ソフトウエア開発の広聯達科技(002410)、ゲーム関連の奥飛娯楽(002292)、スマホ・自動車用光学部品大手の欧菲光集団(002456)、セメント大手の安徽コンチセメント(600585)の上昇が目立った。厨房機器メーカーの杭州老板電器(002508)、インフラ建設の上海隧道工程(600820)なども買いを集めた。半面、中堅商業銀行の平安銀行(000001)、建機メーカーの徐工集団工程機械(000425)、製薬の華東医薬(000963)、乳製品メーカーの内蒙古伊利実業集団(600887)などが売られた。

 上海B株指数は1.11%高の274.09ポイント、深センB株指数は0.81%高の1239.91ポイント。

(小針)


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