東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値重い

市場概況
 4日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。10時時点では145.96円とニューヨーク市場の終値(146.06円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。弱く始まった米株先物の持ち直しを眺めて146円台を回復し、9時過ぎには146.41円まで反発した。しかしながら日経平均が一時900円超安まで下げ幅を広げ、上昇して始まった時間外の米10年債利回りも低下に転じると、ドル売り円買い戻しが強まった。146円を割り込み、145.82円付近まで下落した。

 ユーロ円は上昇一服。10時時点では161.44円とニューヨーク市場の終値(161.43円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の反発に歩調を合わせて161.69円まで強含み。その後は弱い日本株を眺めながら、161.30円台まで水準を切り下げた。ただし対ドルでユーロは底堅い分だけ、対円での下押し幅は限られている。
 なお、衆院財務金融委員会に出席した内田日銀副総裁の発言、「経済・物価の見通し実現していけば、政策金利引き上げ、緩和度合い調整していく」などが伝わっている。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.1060ドルとニューヨーク市場の終値(1.1052ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル買い戻しにつれて、一時1.1037ドルまでユーロ安ドル高に傾いた。もっともその後は、低下に転じた米長期金利を支えにじり高となり、1.1060ドル台を回復した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.55円 - 146.41円
ユーロドル:1.1037ドル - 1.1072ドル
ユーロ円:160.96円 - 161.69円


(小針)


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