市場概況
4日ぶりに反発、自律反発の買いも上値限定的
8日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比1.51%高の20127.68ポイントだった。中国企業指数は2.31%高の7430.62ポイント。メインボードの売買代金は概算で4331億5000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の20000ポイントに乗せて寄り付くと、総じてプラス圏でもみ合った。前日に13.22%(3021.51ポイント)安で終え、過去最大の下落幅を記録した後とあって、自律反発を狙った買いが入った。本土市場で上海総合指数が政府系ファンドの上場投資信託(ETF)の買い増しを好感して3営業日ぶりに反発したことも支えとなった。もっとも、関税を巡る米中の応酬が一層激化することが警戒されるなか、上値は重く、後場には一時マイナス圏に沈んだ。トランプ米大統領が対中関税をさらに50%に引き上げると威嚇したことに対し、中国商務部の報道官は8日に談話を発表し、強く反対すると表明した。中国はこうした措置が実行された場合、「断固たる対抗措置を取る」と警告した。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のJDドットコム(09618)、ネットイース(09999)、美団(03690)、百度(09888)が大幅に反発し、指数を押し上げた。宝飾品大手の周大福珠宝(01929)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、オンライン旅行大手のトリップ・ドットコム(09961)や、前引け後に2025年1−3月期決算の増益見通しを発表したBYD(01211)なども上昇が目立った。半面、ガラスメーカーの信義ガラス(00868)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)、香港地場系銘柄のハンセン銀行(00011)、香港鉄路(00066)、長江和記実業(00001)などが売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.79%高の4568.38ポイントと3営業日ぶりに反発。地平線機器人(09660)、テンセント・ミュージック(01698)、同程旅行(00780)、JDドットコムが上昇率上位。下落はレノボグループ(00992)とBYDエレクトロニック(00285)の2銘柄のみだった。
(山下)
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本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
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8日の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比1.51%高の20127.68ポイントだった。中国企業指数は2.31%高の7430.62ポイント。メインボードの売買代金は概算で4331億5000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の20000ポイントに乗せて寄り付くと、総じてプラス圏でもみ合った。前日に13.22%(3021.51ポイント)安で終え、過去最大の下落幅を記録した後とあって、自律反発を狙った買いが入った。本土市場で上海総合指数が政府系ファンドの上場投資信託(ETF)の買い増しを好感して3営業日ぶりに反発したことも支えとなった。もっとも、関税を巡る米中の応酬が一層激化することが警戒されるなか、上値は重く、後場には一時マイナス圏に沈んだ。トランプ米大統領が対中関税をさらに50%に引き上げると威嚇したことに対し、中国商務部の報道官は8日に談話を発表し、強く反対すると表明した。中国はこうした措置が実行された場合、「断固たる対抗措置を取る」と警告した。
ハンセン指数構成銘柄では、大型ネット株のJDドットコム(09618)、ネットイース(09999)、美団(03690)、百度(09888)が大幅に反発し、指数を押し上げた。宝飾品大手の周大福珠宝(01929)、スマートフォン大手の小米集団(01810)、オンライン旅行大手のトリップ・ドットコム(09961)や、前引け後に2025年1−3月期決算の増益見通しを発表したBYD(01211)なども上昇が目立った。半面、ガラスメーカーの信義ガラス(00868)、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(02359)、香港地場系銘柄のハンセン銀行(00011)、香港鉄路(00066)、長江和記実業(00001)などが売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は3.79%高の4568.38ポイントと3営業日ぶりに反発。地平線機器人(09660)、テンセント・ミュージック(01698)、同程旅行(00780)、JDドットコムが上昇率上位。下落はレノボグループ(00992)とBYDエレクトロニック(00285)の2銘柄のみだった。
(山下)
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DZH Finacial Research
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