NY株式サマリー(8日)=ダウ320ドル安と4日続落 関税発効を嫌気

市場概況
◆ダウ平均: 37645.59 -320.01 -0.84%
◆S&P500: 4982.77 -79.48 -1.57%
◆NASDAQ: 15267.91 -335.35 -2.15%

 8日のNY株式相場は下落。足もとで株価が大きく下落したことや、スコット・べッセント財務長官が日本を含む70カ国と関税を巡る交渉が行われると発言したことで過度な警戒感が和らぎ大幅に上昇してスタートしたものの、関税発動期限が経過し、米国時間8日深夜に中国の輸入品に対して合計104%、その他の国にも一律10%の関税が発効することになったことでセンチメントが急速に悪化した。ダウ平均は朝方に1461ドル高まで上昇後、終盤に861ドル安まで反落し、320.01ドル安(-0.84%)で終了。S&P500も4.05%高まで上昇後、3.00%安まで下落し、1.57%安で終了。ともに4営業日続落した。前日に3日ぶりに小幅に反発したナスダック総合は4.57%高まで上昇後、3.52%安まで反落し、2.15%安で終了した。S&P500は2月の史上最高値から18.90%安で終了し、「弱気相場」入りが目前に迫った。先週「弱気相場」入りしたナスダック総合は高値からの下落率を24.32に拡大した。

 業種別ではS&P500の全11セクターが下落。素材、一般消費財、エネルギー、不動産、ITが2%超下落し、生活必需品、コミュニケーション、ヘルスケアも1%超下落した。ダウ平均採用銘柄は、ユナイテッドヘルスが5.41%高となり、1銘柄でダウ平均を174ドル余り押し上げたものの、中国のエクスポージャーが大きいアップル、ナイキが4%超下落したほか、アムジェン、シャーウィン・ウィリアムズ、メルク、アマゾン、ハネウェル、ウォルマート、キャタピラーなどが2-3%下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の46.98ポイントから52.33ポイントに上昇した。


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