NYマーケットダイジェスト・1日 株高・金利上昇・円安・ドル高(2)

スポット
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は8日続伸。四半期決算の内容が好感されたマイクロソフトやメタ・プラットフォームズなどが買われ、相場の押し上げ要因となった。4月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことも投資家心理の改善につながり、株買いを促した。指数は一時430ドル超上昇する場面があった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は大幅に反発した。

・米国債券相場で長期ゾーンは8日ぶりに反落。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容だったことが分かると買いが先行したものの、その後発表の4月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが伝わると一転売りが優勢となった。

・原油先物相場は4日ぶりに反発。昨日の「サウジアラビアは追加減産に否定的」という報道が時間外でも重しとなり、ロングの投げを巻き込みながら一時56ドル台で大きく下値を広げた。もっとも、ニューヨーク勢の本格参入後からは買い戻しが優勢に。足もとで下落が続いた反動や金融市場全般のリスクオン、またトランプ米大統領がイラン産石油の購入者に二次的な制裁を課す考えを示したことなどが相場を押し上げた。

・金先物相場は大幅に3日続落。トランプ関税を巡る米中協議が本格化するとの期待感、また米・ウクライナが鉱物資源協定に署名したことはロシアに対して一定の抑止力になるとの思惑、米ハイテク企業の好調な決算などリスク志向に繋がる材料は多かった。為替でドル高が進んだ影響もドル建て金の重しとなり、下げ幅は一時110ドル近くまで広がった。

(中村)


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