NY株式サマリー(2日)=ダウ564ドル高と9日続伸 米中協議進展期待や雇用統計が追い風

市場概況
◆ダウ平均: 41317.43 +564.47 +1.39%
◆S&P500: 5686.67 +82.53 +1.47%
◆NASDAQ: 17977.73 +266.99 +1.51%

 2日のNY株式相場は大幅高。時価総額最大のアップルが決算内容が嫌気され4%近く下落したものの、関税問題について中国が、米国が求める関税交渉について「評価中」と表明したことで米中貿易協議の進展期待が高まったことに加え、4月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想を上回ったことで景気後退懸念が和らいだことも安心感につながった。ダウ平均は上昇してスタートすると、633ドル高まで上昇幅を広げ、564.47ドル高(+1.39%)で終了。S&P500も1.72%高まで上昇し、1.47%高で終了。ともに9営業日続伸となった。S&P500の9連騰は2004年11月以来、20年ぶりの長期連騰となった。ハイテク株主体のナスダック総合も1.51%高と2日続伸した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。コミュニケーション、金融が2%超上昇し、資本財、素材、ヘルスケア、エネルギーなど7セクターが1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の24.60ポイントから22.68ポイントに低下した。

 週間ではダウ平均が1203.93ドル高(+3.00%)、S&P500が2.92%高、ナスダック総合が3.42%高と主要3指数がそろって大幅に2週続落。S&P500はトランプ米大統領が「相互関税」を発表して以来の下落幅を全て回復。前日に全値戻しとなったナスダック総合に続いた。

 注目された4月雇用統計は、非農業部門雇用者数(NFP)が17.7万人増と市場予想の13.0万人増を大きく上回った。前月分の22.8万人増からは減少したものの、予想を上回ったことで過度な景気後退懸念が和らいだ。失業率は4.2%と前月から横ばいとなり、予想と一致した。

(羽土)


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