東京外国為替市場概況・10時 ドル円 伸び悩む

市場概況
 9日の東京外国為替市場でドル円は伸び悩む。10時時点では145.69円とニューヨーク市場の終値(145.91円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。前日、トランプ関税への不安が緩んだ流れを引き継ぎ、底堅さを維持。日経平均の大幅高も支えに一時146.19円まで上昇し、前日の高値をわずかに上回った。ただ、昨日からの大幅上昇の反動で146円台では売り圧力が強いなか、仲値公示に向けて輸出の売りにも押され145.67円まで押し戻された。
 3月毎月勤労統計は現金給与総額が前年比で予想から下振れし、実質賃金総額も3カ月連続でマイナスとなるなど賃金の伸び鈍化が目立ち、日銀の利上げを後押しする内容とはならなかった。

 ユーロドル小動き。10時時点では1.1227ドルとニューヨーク市場の終値(1.1228ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.12ドル前半の狭いレンジ内で振幅。下押しは1.1213ドルと前日の安値1.1212ドルを前に下げ渋るも、戻りは鈍い。

 ユーロ円は小幅安。10時時点では163.57円とニューヨーク市場の終値(163.82円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。日経平均の堅調な動きを支えに昨日の高値を上回る163.94円までレンジ上限を広げたが、164円大台を試す動きには持ち込めなかった。ドル円が失速すると、163.54円まで売りに押された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.67円 - 146.19円
ユーロドル:1.1213ドル - 1.1233ドル
ユーロ円:163.54円 - 163.94円

(金)


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