中国株サマリー(20日)

市場概況
続伸、中国の景気刺激策に期待 宝飾品株が高い

 20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.38%高の3380.48ポイントだった。深セン成分指数は0.77%高の10249.17ポイントと4営業日ぶりに反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1696億8100万元だった。

 上海総合指数はプラス圏の狭いレンジでのもみ合いで始まり、前引けにかけて上げ幅を拡大。寄り付き前に最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)の7カ月ぶり引き下げが発表され、中国当局による景気刺激策に期待する買いが入った。ただ、今回のLPRの0.1%引き下げは7日に中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝行長が示していただけに、市場では想定内との受け止め方もあり、上値を買い上がる動きは限られた。セクター別では、宝飾品やバイオ製品、美容・ケア、製紙・印刷、ゲームが高い。半面、前日買われた港湾・海運、化学繊維、不動産開発が下落。航空・宇宙や石炭も売られた。

 A株市場では、アニメーション制作の奥飛娯楽(002292)、光学部品メーカーの欧菲光集団(002456)がストップ高を付けた。宅配大手の順豊控股(002352)と新エネルギー車大手のBYD(002594)は反発。製紙のSTチェンミン・ペーパー(000488)、車載電池の国軒高科(002074)も買われた。半面、自動車部品の寧波均勝電子(600699)、港湾運営の上海国際港務(600018)、建機の三一重工(600031)が下落した。

 上海B株指数は0.04%高の259.73ポイントと3営業日続伸。深センB株指数は0.32%高の1193.84ポイントと反発した。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 中国株サマリー(20日)