NYマーケットダイジェスト・20日 株安・金利上昇・ドル安

スポット
(20日終値)
ドル・円相場:1ドル=144.51円(前営業日比▲0.35円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.05円(△0.23円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1283ドル(△0.0043ドル)
ダウ工業株30種平均:42677.24ドル(▲114.83ドル)
ナスダック総合株価指数:19142.71(▲72.75)
10年物米国債利回り:4.49%(△0.04%)
WTI原油先物6月限:1バレル=62.56ドル(▲0.13ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=3284.6ドル(△51.1ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は続落。米10年債利回りの上昇などが相場の支援材料となり、23時前に144.97円付近まで上げたものの、米10年債利回りが上昇幅を縮めると144.43円付近まで押し戻された。米国株相場の下落も相場の重しとなった。
 もっとも、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議にあわせて行われる予定の日米財務相会談や、3回目の日米関税交渉を前に様子見ムードも広がり、大きな方向感は出なかった。NY市場に限れば狭い範囲内での推移にとどまった。

・ユーロドルは続伸。21時30分前に一時1.1224ドル付近まで売られたものの、東京午前に付けた日通し安値1.1218ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。取引終了間際には1.1286ドルと日通し高値を付けた。米長期金利が上昇幅を縮めたことも相場の支援材料。
 なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するムサレム米セントルイス連銀総裁は「金融政策は現在、良好な状態」「インフレ期待が不安定になった場合、FRBは物価安定を優先すべき」などと発言した。

・ユーロ円は小幅ながら続伸。ドル円の下落につれた売りが出たものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると一時163.15円付近まで値を上げた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落。足もとで相場上昇が続いたあとだけに利益確定目的の売りが出た。米長期金利の上昇や米減税法案を巡る不透明感も相場の重し。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは反落。米財政悪化への懸念から売りが出た。

・原油先物相場は3日ぶりに小幅な反落。前日引けにかけて上げ幅を縮小した流れが続き、62ドル前半まで下押す場面があった。もっとも、一巡後は下値を切り上げる展開に。米イランの核問題を巡る協議について、イランの最高指導者が米国を非難。核合意への期待が後退し、対イラン制裁が継続されるとの思惑が相場の支えとなった。

・金先物相場は続伸。先週末の米格下げの影響で、安全資産の金は引き続き底堅い動きが続いた。為替でドルが対ユーロなどで弱含むと、ドル建て金に割安感が生じたことも支えとなった。前日に伸び悩んだ水準3250ドル台を超えると投機的な買いを呼び込み、上昇に勢いが付いて一時3289ドル手前まで上げ幅を広げた。


(中村)


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