スポット
(9日終値)
ドル・円相場:1ドル=144.57円(前営業日比▲0.28円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.12円(△0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1422ドル(△0.0025ドル)
ダウ工業株30種平均:42761.76ドル(▲1.11ドル)
ナスダック総合株価指数:19591.24(△61.29)
10年物米国債利回り:4.47%(▲0.04%)
WTI原油先物7月限:1バレル=65.29ドル(△0.71ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3354.9ドル(△8.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月米卸売売上高
(前月比) 0.1% 0.8%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.51%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。22時30分前に一時144.77円付近まで値を上げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値144.95円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。NY連銀が公表した5月消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.2%と前月の3.6%から低下し、3年・5年先の期待インフレ率も前回から低下したことが分かると米10年債利回りが4.46%台まで低下。相場の重しとなった。
そのあとはロンドンで開催されている米中貿易協議の成り行きを見極めたいとの思惑から、徐々に値動きが鈍った。なお、米中両政府は貿易協議を10日も継続する見通し。
・ユーロドルは反発。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、22時30分前に一時1.1387ドルと日通し安値を付けたものの、前週末の安値1.1372ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米長期金利が低下に転じたことも相場を下支えし、1.1431ドル付近まで持ち直した。
なお、ベッセント米財務長官は「米中交渉、良い話し合いができた」と述べたほか、ラトニック米商務長官は「米中で実りある協議ができた」などと話した。また、トランプ米大統領は「中国との協議は継続中。近く協議に加わる予定」と発言した。
・ユーロ円は小幅ながら3日続伸。19時30分過ぎに一時164.55円と本日安値を付けたものの、前週末の安値164.15円が目先サポートとして意識されると買い戻しが進んだ。4時前には165.21円付近まで持ち直した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均はほぼ横ばい。ロンドンで開催された米中貿易協議の成り行きを見極めたいとの思惑から、相場は方向感が出なかった。なお、米中協議は明日10日も継続して行われる見通し。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、2月20日以来約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。米長期金利の低下が高PER(株価収益率)のハイテク株の支えとなった。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。NY連銀が公表した期待インフレ率の低下を受けて、債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は3日続伸。ロンドンで始まった米中協議で双方の歩み寄りが期待され、エネルギー需要の拡大を睨んだ買いが入り65ドル台を回復した。米中協議は10日も続くと報じられている。
・金先物相場は反発。金融市場全般の視線が米中協議に向けられ、金先物も値動きは限られたが、NY連銀が公表した期待インフレ率の低下を受けて米長期金利が低下し、金利を生まない金はやや買いが優勢となった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=144.57円(前営業日比▲0.28円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=165.12円(△0.06円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1422ドル(△0.0025ドル)
ダウ工業株30種平均:42761.76ドル(▲1.11ドル)
ナスダック総合株価指数:19591.24(△61.29)
10年物米国債利回り:4.47%(▲0.04%)
WTI原油先物7月限:1バレル=65.29ドル(△0.71ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3354.9ドル(△8.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月米卸売売上高
(前月比) 0.1% 0.8%・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反落。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.51%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。22時30分前に一時144.77円付近まで値を上げた。
ただ、アジア時間に付けた日通し高値144.95円が目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。NY連銀が公表した5月消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.2%と前月の3.6%から低下し、3年・5年先の期待インフレ率も前回から低下したことが分かると米10年債利回りが4.46%台まで低下。相場の重しとなった。
そのあとはロンドンで開催されている米中貿易協議の成り行きを見極めたいとの思惑から、徐々に値動きが鈍った。なお、米中両政府は貿易協議を10日も継続する見通し。
・ユーロドルは反発。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行すると、22時30分前に一時1.1387ドルと日通し安値を付けたものの、前週末の安値1.1372ドルが目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米長期金利が低下に転じたことも相場を下支えし、1.1431ドル付近まで持ち直した。
なお、ベッセント米財務長官は「米中交渉、良い話し合いができた」と述べたほか、ラトニック米商務長官は「米中で実りある協議ができた」などと話した。また、トランプ米大統領は「中国との協議は継続中。近く協議に加わる予定」と発言した。
・ユーロ円は小幅ながら3日続伸。19時30分過ぎに一時164.55円と本日安値を付けたものの、前週末の安値164.15円が目先サポートとして意識されると買い戻しが進んだ。4時前には165.21円付近まで持ち直した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均はほぼ横ばい。ロンドンで開催された米中貿易協議の成り行きを見極めたいとの思惑から、相場は方向感が出なかった。なお、米中協議は明日10日も継続して行われる見通し。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、2月20日以来約4カ月ぶりの高値で取引を終えた。米長期金利の低下が高PER(株価収益率)のハイテク株の支えとなった。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日ぶりに反発。NY連銀が公表した期待インフレ率の低下を受けて、債券買いが優勢となった。
・原油先物相場は3日続伸。ロンドンで始まった米中協議で双方の歩み寄りが期待され、エネルギー需要の拡大を睨んだ買いが入り65ドル台を回復した。米中協議は10日も続くと報じられている。
・金先物相場は反発。金融市場全般の視線が米中協議に向けられ、金先物も値動きは限られたが、NY連銀が公表した期待インフレ率の低下を受けて米長期金利が低下し、金利を生まない金はやや買いが優勢となった。
(中村)
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