東京外国為替市場概況・12時 ドル円、上値重い

市場概況
 12日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。12時時点では143.95円とニューヨーク市場の終値(144.56円)と比べて61銭程度のドル安水準だった。トランプ関税への警戒感が再び強まるなか、10時半過ぎにはストップロス売りを巻き込みながら143.73円まで下げ足を速めた。もっとも11時にかけては、ここ数日見られていたようなドル買いが再び持ち込まれ、144.10円台まで下値を切り上げた。一巡後は再び144円を割り込んでいる。

 ユーロドルはやや伸び悩み。12時時点では1.1511ドルとニューヨーク市場の終値(1.1487ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下を眺めながら、ドル円がドル安基調を強めたタイミングで1.1529ドルまで4月22日以来の高値を更新した。しかしながら一巡後は、対ドルで弱含むオセアニア通貨につれて1.1507ドル付近まで売り戻された。

 ユーロ円は戻りが鈍い。12時時点では165.71円とニューヨーク市場の終値(166.08円)と比べて37銭程度のユーロ安水準だった。日経平均は軟調なまま前場を終え、時間外の米株先物も弱含み。リスク回避ムードが広がるなか、165.68円までユーロ安円高に傾いた。

 リスクに敏感なオセアニア通貨も売り圧力が強まった。豪ドルは対ドルで0.6484ドル、対円では93.31円まで下落し、NZドルが対ドルで0.6016ドル、対円でも86.57円まで弱含んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.73円 - 144.57円
ユーロドル:1.1485ドル - 1.1529ドル
ユーロ円:165.68円 - 166.09円


(小針)


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