東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上値重い

市場概況
 17日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。17時時点では144.53円と15時時点(144.66円)と比べて13銭程度のドル安水準だった。植田日銀総裁の会見で特段のタカ派的な見解が伝わらなかったこともあり、16時過ぎに145.02円まで値を上げた。もっとも、午前につけた高値145.11円が意識されると一転して上値を切り下げる展開となり、17時前には本日安値の144.41円に面合わせする場面も見られた。
 なお、日銀総裁は会見で「経済・物価の大きな構図に変化はない」「実質金利は極めて低い水準にある」「経済・物価の見通しが実現していけば、経済・物価の改善に応じて引き続き政策金利を引き上げ」などの見解を示したほか、新たな国債買い入れ減額計画に関しては「考えは従来と変わらない」「来年6月に中間評価を行う」「長期金利が急激に上昇するなど例外的な状況生じれば機動的に対応する」などと言及した。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.1557ドルと15時時点(1.1558ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。1.15ドル台半ばを挟んだ水準で神経質に上下したものの、明確な方向感は出なかった。

 ユーロ円は17時時点では167.04円と15時時点(167.20円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。16時過ぎに167.61円の高値をつけたが、その後は166.98円まで本日安値を更新するなど、ドル円の動向につれて上下に振れた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.41円 - 145.11円
ユーロドル:1.1543ドル - 1.1572ドル
ユーロ円:166.98円 - 167.61円

(岩間)


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