東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

市場概況
 1日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では143.58円と12時時点(143.72円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。順調な10年債入札を受けて本邦長期金利が低下したことや日経平均株価の下げ幅縮小を受けて、143.93円前後まで買い戻された。しかし、時間外の米10年債利回りが4.20%台まで低下し、日経平均が再び4万円を割り込んだことなどで、上値は限定的だった。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.1785ドルと12時時点(1.1788ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。本日発表される6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値や、ECBフォーラムでのECB高官による1.18ドル台に乗せたユーロ相場への見解への警戒感から、1.1780-90ドル前後での上値が重い展開が続いた。
 なお、シムカス・リトアニア中銀総裁は「ユーロ上昇のスピードを注視する必要。ユーロ相場やエネルギー価格の動向がインフレに与える影響に要警戒」などと述べた。

 ユーロ円は小安い。15時時点では169.22円と12時時点(169.42円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。日経平均が下げ幅を縮小したことを眺め、169.66円前後まで買い戻されものの、日経平均が再び4万円を割り込んだことで、169.13円まで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.44円 - 144.08円
ユーロドル:1.1778ドル - 1.1807ドル
ユーロ円:169.13円 - 169.78円

(山下)


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