スポット
(2日終値)
ドル・円相場:1ドル=143.66円(前営業日比△0.24円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.49円(△0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1799ドル(▲0.0007ドル)
ダウ工業株30種平均:44484.42ドル(▲10.52ドル)
ナスダック総合株価指数:20393.13(△190.24)
10年物米国債利回り:4.28%(△0.04%)
WTI原油先物8月限:1バレル=67.45ドル(△2.00ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3359.7ドル(△9.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 2.7% 1.1%
6月米企業の人員削減数
(前年比) ▲1.6% 47.0%
6月ADP全米雇用報告
▲3.3万人 2.9万人・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。日本時間夕刻に一時144.25円まで上昇した影響が残ったものの、NY市場では上値が重かった。6月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が3.3万人減と予想の9.5万人増を大幅に下回ったことが分かると円買い・ドル売りが先行。21時30分前に一時143.49円付近まで下押しした。
アジア時間に付けた日通し安値143.32円が目先サポートとして働くと、いったんは144.15円付近まで下げ渋ったものの、NY午後に入ると再び弱含んだ。5時前には143.57円付近まで押し戻された。
・ユーロドルは10日ぶりに小反落。米長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行すると、21時前に一時1.1747ドルと日通し安値を付けた。ただ、この日発表の米雇用関連指標が予想より弱い内容だったことが分かるとユーロ買い・ドル売りが優勢となり、5時前に1.1803ドル付近まで持ち直した。
・ユーロ円は小反発。日本時間夕刻に一時169.79円と日通し高値を付けたものの、6月30日に付けた約11カ月ぶりの高値169.89円がレジスタンスとして意識されると失速。22時前に一時169.04円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり169円台半ばまで持ち直した。
・ポンドは全面安。ポンドドルは一時1.3563ドルと日通し安値を付けたほか、ユーロポンドは0.8670ポンドと日通し高値を更新した。ポンド円も本日安値となる195.37円まで値を下げた。スターマー英首相が財政規律を堅持する方針を掲げるリーブス英財務相への全面的な支持について明言を避けると、リーブス氏の進退を巡る臆測が急速に高まり英国債相場が急落(利回りは上昇)。ポンドにも売りが集まった。
ただ、英首相報道官が「リーブス氏が職を離れることはない」と述べ、「リーブス氏は首相の全面的な支持を受けている点は、首相が繰り返し明言している」と強調するとポンド売りは一服した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに小反落。前日に約4カ月半ぶりの高値を付けたあとだけに利益確定目的の売りが出た。6月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことも相場の重し。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。英国の歳出削減や増税を主導してきたリーブス英財務相の退任観測を背景に、英財政不安が高まると英国債相場が急落(利回りは上昇)。米国債にも売りが波及した。
・原油先物相場は続伸。イランのペゼシュキアン大統領が国際原子力機関(IAEA)との協力を停止する法律施行を発表。中東情勢の緊張が再び高まり、同地域からの供給が滞るとの思惑が原油相場を支援した。米エネルギー省(EIA)週間石油在庫(6/27時点)で原油在庫が+384.5万バレル(前週 -583.6万バレル)、ガソリン在庫も+418.8万バレル(前週 -207.5万バレル)と積み増しへ転じたことが上値を重くする場面もあったが、ほどなく持ち直した。
・金先物相場は3日続伸。明日に足もとの景況の行方を判断するための重要指標とされる米雇用統計の発表を控え、調整中心の動きだった。主要通貨に対してドルが上値重く推移したこともあって、ドル建て金相場の割安感が意識されやすかった。強い方向感はなかったものの、もみ合いから次第に買い戻し方向でポジション調整が進みやすくなった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=143.66円(前営業日比△0.24円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=169.49円(△0.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1799ドル(▲0.0007ドル)
ダウ工業株30種平均:44484.42ドル(▲10.52ドル)
ナスダック総合株価指数:20393.13(△190.24)
10年物米国債利回り:4.28%(△0.04%)
WTI原油先物8月限:1バレル=67.45ドル(△2.00ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3359.7ドル(△9.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 2.7% 1.1%
6月米企業の人員削減数
(前年比) ▲1.6% 47.0%
6月ADP全米雇用報告
▲3.3万人 2.9万人・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。日本時間夕刻に一時144.25円まで上昇した影響が残ったものの、NY市場では上値が重かった。6月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が3.3万人減と予想の9.5万人増を大幅に下回ったことが分かると円買い・ドル売りが先行。21時30分前に一時143.49円付近まで下押しした。
アジア時間に付けた日通し安値143.32円が目先サポートとして働くと、いったんは144.15円付近まで下げ渋ったものの、NY午後に入ると再び弱含んだ。5時前には143.57円付近まで押し戻された。
・ユーロドルは10日ぶりに小反落。米長期金利の上昇などを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行すると、21時前に一時1.1747ドルと日通し安値を付けた。ただ、この日発表の米雇用関連指標が予想より弱い内容だったことが分かるとユーロ買い・ドル売りが優勢となり、5時前に1.1803ドル付近まで持ち直した。
・ユーロ円は小反発。日本時間夕刻に一時169.79円と日通し高値を付けたものの、6月30日に付けた約11カ月ぶりの高値169.89円がレジスタンスとして意識されると失速。22時前に一時169.04円と日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり169円台半ばまで持ち直した。
・ポンドは全面安。ポンドドルは一時1.3563ドルと日通し安値を付けたほか、ユーロポンドは0.8670ポンドと日通し高値を更新した。ポンド円も本日安値となる195.37円まで値を下げた。スターマー英首相が財政規律を堅持する方針を掲げるリーブス英財務相への全面的な支持について明言を避けると、リーブス氏の進退を巡る臆測が急速に高まり英国債相場が急落(利回りは上昇)。ポンドにも売りが集まった。
ただ、英首相報道官が「リーブス氏が職を離れることはない」と述べ、「リーブス氏は首相の全面的な支持を受けている点は、首相が繰り返し明言している」と強調するとポンド売りは一服した。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は5日ぶりに小反落。前日に約4カ月半ぶりの高値を付けたあとだけに利益確定目的の売りが出た。6月ADP全米雇用報告が予想を下回ったことも相場の重し。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、史上最高値で取引を終えた。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。英国の歳出削減や増税を主導してきたリーブス英財務相の退任観測を背景に、英財政不安が高まると英国債相場が急落(利回りは上昇)。米国債にも売りが波及した。
・原油先物相場は続伸。イランのペゼシュキアン大統領が国際原子力機関(IAEA)との協力を停止する法律施行を発表。中東情勢の緊張が再び高まり、同地域からの供給が滞るとの思惑が原油相場を支援した。米エネルギー省(EIA)週間石油在庫(6/27時点)で原油在庫が+384.5万バレル(前週 -583.6万バレル)、ガソリン在庫も+418.8万バレル(前週 -207.5万バレル)と積み増しへ転じたことが上値を重くする場面もあったが、ほどなく持ち直した。
・金先物相場は3日続伸。明日に足もとの景況の行方を判断するための重要指標とされる米雇用統計の発表を控え、調整中心の動きだった。主要通貨に対してドルが上値重く推移したこともあって、ドル建て金相場の割安感が意識されやすかった。強い方向感はなかったものの、もみ合いから次第に買い戻し方向でポジション調整が進みやすくなった。
(中村)
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DZH Finacial Research
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