東京マーケットダイジェスト・8日 円下げ渋り、株小幅高

スポット
ドル円:1ドル=146.10円(前営業日NY終値比△0.05円)
ユーロ円:1ユーロ=171.44円(△0.41円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1734ドル(△0.0025ドル)
日経平均株価:39688.81円(前営業日比△101.13円)
東証株価指数(TOPIX):2816.54(△4.82)
債券先物9月物:138.96円(▲0.16円)
新発10年物国債利回り:1.485%(△0.03%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
     <発表値>    <前回発表値>
5月国際収支速報
経常収支(季節調整前)
    3兆4364億円の黒字 2兆2580億円の黒字
経常収支(季節調整済)
    2兆8181億円の黒字 2兆3068億円の黒字
貿易収支
     5223億円の赤字   328億円の赤字

6月景気ウオッチャー調査
現状判断指数   45.0    44.4
先行き判断指数  45.9    44.8

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上昇一服。仲値公示前後でドル買い・円売りの流れとなると、146.45円まで上昇。買いの勢いが一巡すると、7月20日に投開票される参議院選挙やトランプ関税への対策で、政府の財政支出が増加するとの懸念から20年・30年債の利回りが上昇したことが嫌気されて145.80円台まで下押す場面も見られた。

・ユーロ円は底堅い。ほぼ1年ぶり高値となる171.81円まで上昇後は171.30円台まで下押したが、同水準で下げ渋ると171.60円台に切り返すなど、ドル円に連れた動きとなった。

・ユーロドルは伸び悩み。「米国は欧州連合(EU)に条件付きながら10%関税案を提示」とポリティコが報じると、日本や韓国などと比べて低い関税率であることが好感されてユーロはじり高で推移。その後1.1750ドルまで上値を伸ばすも、同水準では上値が重く伸び悩んだ。

・豪ドル円は上昇。豪準備銀行(RBA)は市場の0.25%利下げ予想に反して政策金利の3.85%据え置きを決定。これを受けて豪ドル買いが強まる中、一時95.70円まで上昇した。なお、声明では「本日の政策決定は賛成6、反対3」などが明らかとなったほか、ブロックRBA総裁からは「インフレデータに対する我々の解釈は市場とはやや異なっていた」などの発言が伝わっている。

・日経平均株価は反発。前日の米株安を受けて小安くスタート。しかし、トランプ大統領が日本に25%の関税を課すと通告したが、25%は想定内との声も多く、米関税政策を巡る過度な警戒感が後退すると買い戻された。上昇幅は一時200円超となる場面も見られた。

・債券先物相場は下落。政府の財政支出が増加するとの警戒感から、20年債や30年債の利回りが上昇。これを嫌気して債券は売り優勢となった。


(川畑)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 東京マーケットダイジェスト・8日 円下げ渋り、株小幅高