スポット
(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=146.58円(前営業日比△0.53円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.86円(△0.83円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1725ドル(△0.0016ドル)
ダウ工業株30種平均:44240.76ドル(▲165.60ドル)
ナスダック総合株価指数:20418.46(△5.94)
10年物米国債利回り:4.40%(△0.02%)
WTI原油先物8月限:1バレル=68.33ドル(△0.40ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3316.9ドル(▲25.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月米消費者信用残高
51.0億ドル 168.7億ドル・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米国の関税政策によって日銀の追加利上げと米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げがさらに遠のくとの思惑も広がるなか、円売り・ドル買いが優勢となった。米10年債利回りが4.43%台まで上昇幅を拡大したことを受けて、連日で米長期金利の上昇を手掛かりにした買いも進み、24時過ぎには一時146.98円と6月23日以来の高値を更新した。もっとも、節目の147.00円手前では買いも一服。その後に米10年債利回りが4.39%台まで上昇幅を縮小すると、146円台半ばまで押し戻された。
なお、トランプ米大統領は関税の交渉期限について「8月1日の期限の延長は認められない」との認識を示したほか、銅や銅製品に対して50%、医薬品に対しては最大200%の分野別関税を課すと主張した。
・ユーロドルは反発。全般にドル買いが進んだ流れに沿って売りに押される展開となり、23時過ぎに1.1683ドルまで下押し。ただ、1.17ドル割れ水準では昨日同様に下値を拾う動きも見られ、米金利の上昇とドル買いが一服すると1.1730ドル近辺まで下げ渋った。
・ユーロ円は続伸。ドル絡みの取引が中心となった影響で方向感は乏しかったが、昨年7月以来の高値となる172.02円まで上値を伸ばす場面も見られた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。トランプ米大統領はこの日、銅や銅製品に対して50%、医薬品に対しては最大200%の分野別関税を課す方針を示した。米関税政策を巡る不透明感が引き続き相場の重しとなった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは5日続落。トランプ米大統領が新たに銅や医薬品に対する関税方針を示し、米関税政策がインフレ再燃につながるとの思惑が債券売りを誘った。
・原油先物相場は続伸。トランプ関税への警戒感や石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国が増産を決定したことを背景に売りが先行したが、9日にエネルギー情報局(EIA)が発表する原油とガソリン在庫が取り崩し予想となっていることや中東リスクを手がかりに買いが入った。
・金先物相場は3日続落。トランプ米大統領が相互関税の交渉期限を8月1日まで延長し、関税への過度な警戒感が緩んだことや、連日米長期金利の上昇が続いていることが材料視され、金利を生まない金先物は売りに押された。
(岩間)
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ドル・円相場:1ドル=146.58円(前営業日比△0.53円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=171.86円(△0.83円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1725ドル(△0.0016ドル)
ダウ工業株30種平均:44240.76ドル(▲165.60ドル)
ナスダック総合株価指数:20418.46(△5.94)
10年物米国債利回り:4.40%(△0.02%)
WTI原油先物8月限:1バレル=68.33ドル(△0.40ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3316.9ドル(▲25.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
5月米消費者信用残高
51.0億ドル 168.7億ドル・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は続伸。米国の関税政策によって日銀の追加利上げと米連邦公開市場委員会(FOMC)の追加利下げがさらに遠のくとの思惑も広がるなか、円売り・ドル買いが優勢となった。米10年債利回りが4.43%台まで上昇幅を拡大したことを受けて、連日で米長期金利の上昇を手掛かりにした買いも進み、24時過ぎには一時146.98円と6月23日以来の高値を更新した。もっとも、節目の147.00円手前では買いも一服。その後に米10年債利回りが4.39%台まで上昇幅を縮小すると、146円台半ばまで押し戻された。
なお、トランプ米大統領は関税の交渉期限について「8月1日の期限の延長は認められない」との認識を示したほか、銅や銅製品に対して50%、医薬品に対しては最大200%の分野別関税を課すと主張した。
・ユーロドルは反発。全般にドル買いが進んだ流れに沿って売りに押される展開となり、23時過ぎに1.1683ドルまで下押し。ただ、1.17ドル割れ水準では昨日同様に下値を拾う動きも見られ、米金利の上昇とドル買いが一服すると1.1730ドル近辺まで下げ渋った。
・ユーロ円は続伸。ドル絡みの取引が中心となった影響で方向感は乏しかったが、昨年7月以来の高値となる172.02円まで上値を伸ばす場面も見られた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。トランプ米大統領はこの日、銅や銅製品に対して50%、医薬品に対しては最大200%の分野別関税を課す方針を示した。米関税政策を巡る不透明感が引き続き相場の重しとなった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は小幅に反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは5日続落。トランプ米大統領が新たに銅や医薬品に対する関税方針を示し、米関税政策がインフレ再燃につながるとの思惑が債券売りを誘った。
・原油先物相場は続伸。トランプ関税への警戒感や石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国が増産を決定したことを背景に売りが先行したが、9日にエネルギー情報局(EIA)が発表する原油とガソリン在庫が取り崩し予想となっていることや中東リスクを手がかりに買いが入った。
・金先物相場は3日続落。トランプ米大統領が相互関税の交渉期限を8月1日まで延長し、関税への過度な警戒感が緩んだことや、連日米長期金利の上昇が続いていることが材料視され、金利を生まない金先物は売りに押された。
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