スポット
(11日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.43円(前営業日比△1.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.30円(△1.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1689ドル(▲0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:44371.51ドル(▲279.13ドル)
ナスダック総合株価指数:20585.53(▲45.13)
10年物米国債利回り:4.41%(△0.06%)
WTI原油先物8月限:1バレル=68.45ドル(△1.88ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3364.0ドル(△38.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米財政収支
270億ドルの黒字 3160億ドルの赤字
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は3営業日ぶりに反発。NY勢の参入後は米長期金利の上昇とともに上値を試す動きとなった。23時過ぎには一時147.52円まで上昇。引けにかけても米10年債利回りが4.42%台まで上昇幅を拡大する中で底堅く推移した。
・ユーロドルは3日続落。シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事が「インフレが持続的に下振れするリスクはない」「追加利下げのハードルはとても高い」などの見解を示すと、ECBの利下げ局面が終わりに近づいているとの見方が改めて意識され、22時30分過ぎには一時1.1714ドルまで本日高値を更新した。ただ、米長期金利の上昇によるドル買い圧力が強まったことから買いは続かず、その後は上値が重くなった。
・ユーロ円は3営業日ぶりに反発。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが進み、一時172.42円と昨年7月以来の高値を更新した。
また、カナダドル円もしっかり。全般に円売りが進んだ流れに沿ったほか、この日発表された6月カナダ雇用統計が強い結果となったことも材料視され、一時107.85円まで買いが入った。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落。米関税政策が世界景気を押し下げるとの懸念が再燃するなか、週末を前に利益確定目的の売りに押された。また、米長期金利が上昇したことで相対的な株式の割高感が意識された面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。トランプ米大統領がカナダへの35%関税を表明するなか、米関税が物価上昇につながるとの思惑が債券売りを促した。
・原油先物相場は反発。短期的な需給引き締まり観測や対ロシア制裁強化への警戒感で買いが優勢となった。国際エネルギー機関(IEA)が公表した月報では、夏の行楽シーズンを迎えた北半球で燃料需要が高まり、発電所での原油使用量も増えていると指摘した。また、トランプ米大統領が週明けの14日にロシアに関する「重大な声明」を発表するとし、ロシア制裁強化の思惑が高まっている。
・金先物相場は3日続伸。トランプ米大統領がカナダからの輸入品に35%の関税を課すとする書簡を公表するなど、関税による貿易摩擦の拡大が懸念され、投資家のリスク回避志向が逃避資産とされる金の買いを後押しした。
(岩間)
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ドル・円相場:1ドル=147.43円(前営業日比△1.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.30円(△1.16円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1689ドル(▲0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:44371.51ドル(▲279.13ドル)
ナスダック総合株価指数:20585.53(▲45.13)
10年物米国債利回り:4.41%(△0.06%)
WTI原油先物8月限:1バレル=68.45ドル(△1.88ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3364.0ドル(△38.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米財政収支
270億ドルの黒字 3160億ドルの赤字
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は3営業日ぶりに反発。NY勢の参入後は米長期金利の上昇とともに上値を試す動きとなった。23時過ぎには一時147.52円まで上昇。引けにかけても米10年債利回りが4.42%台まで上昇幅を拡大する中で底堅く推移した。
・ユーロドルは3日続落。シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事が「インフレが持続的に下振れするリスクはない」「追加利下げのハードルはとても高い」などの見解を示すと、ECBの利下げ局面が終わりに近づいているとの見方が改めて意識され、22時30分過ぎには一時1.1714ドルまで本日高値を更新した。ただ、米長期金利の上昇によるドル買い圧力が強まったことから買いは続かず、その後は上値が重くなった。
・ユーロ円は3営業日ぶりに反発。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが進み、一時172.42円と昨年7月以来の高値を更新した。
また、カナダドル円もしっかり。全般に円売りが進んだ流れに沿ったほか、この日発表された6月カナダ雇用統計が強い結果となったことも材料視され、一時107.85円まで買いが入った。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落。米関税政策が世界景気を押し下げるとの懸念が再燃するなか、週末を前に利益確定目的の売りに押された。また、米長期金利が上昇したことで相対的な株式の割高感が意識された面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反落した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。トランプ米大統領がカナダへの35%関税を表明するなか、米関税が物価上昇につながるとの思惑が債券売りを促した。
・原油先物相場は反発。短期的な需給引き締まり観測や対ロシア制裁強化への警戒感で買いが優勢となった。国際エネルギー機関(IEA)が公表した月報では、夏の行楽シーズンを迎えた北半球で燃料需要が高まり、発電所での原油使用量も増えていると指摘した。また、トランプ米大統領が週明けの14日にロシアに関する「重大な声明」を発表するとし、ロシア制裁強化の思惑が高まっている。
・金先物相場は3日続伸。トランプ米大統領がカナダからの輸入品に35%の関税を課すとする書簡を公表するなど、関税による貿易摩擦の拡大が懸念され、投資家のリスク回避志向が逃避資産とされる金の買いを後押しした。
(岩間)
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DZH Finacial Research
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