NY株式サマリー(11日)=ダウ279ドル安と3日ぶりに反落 週間では3指数がそろって下落

市場概況
◆ダウ平均: 44371.51 -279.13 -0.63%
◆S&P500: 6259.75 -20.71 -0.33%
◆NASDAQ: 20585.53 -45.14 -0.22%

 11日のNY株式相場は反落。トランプ米大統領が前日引け後にカナダからの輸入品に対して35%の関税を8月1日から課すと発表したことで貿易戦争による景気や物価への影響が改めて意識された。EUに対する関税が発表される可能性も警戒されたほか、前日にS&P500とナスダック総合が史上最高値を更新したことで、短期的な過熱感や高値警戒感も意識された。ダウ平均は下落してスタートすると、一時375ドル安まで下落幅を拡大し、279.13ドル安(-0.63%)で終了。S&P500も終日マイナス圏で推移し、0.33%安で終了。ともに3日ぶりの反落となった。ハイテク株主体のナスダック総合は小幅に上昇する場面もあったが、0.22%安と4日ぶりに反落した。週間ではダウ平均が457.02ドル安(-1.02%)と4週ぶりに反落し、S&P500が0.31%安と3週ぶりに反落。ナスダック総合は0.08%安と4週ぶりの小幅反落となった。

 S&P500の11セクターはエネルギー、一般消費財の2セクターが上昇した一方、金融(-1.00%)を筆頭にヘルスケア、素材、生活必需品、資本財など9セクターが下落した。米10年債利回りは前日の4.346%から4.415%に上昇(価格は下落)。トランプ関税による物価上昇懸念が米国債売りにつながった。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の15.78ポイントから16.4ポイントに上昇した。



(羽土)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » NY株式サマリー(11日)=ダウ279ドル安と3日ぶりに反落 週間では3指数がそろって下落