NY株式サマリー(14日)=ダウ、小幅に反発 ナスダック総合は最高値を更新

市場概況
◆ダウ平均:44459.65 +88.14 +0.20%
◆S&P500:6268.56 +8.81 +0.14%
◆NASDAQ:20640.33 +54.80 +0.27%

 14日のNY株式相場は上昇。トランプ米大統領が週末に欧州連合(EU)とメキシコからの輸入品に対し8月1日から30%の関税を課すと発表したことで貿易摩擦問題が意識されたものの、交渉による関税引き下げが期待されたことや、今週からスタートする企業の第2四半期決算発表への期待などで底堅く推移した。先週1.02%安と4週ぶりに反落したダウ平均は先週末水準を挟んでもみ合ったが、88.14ドル高(+0.20%)と小幅に上昇して終了。S&P500とナスダック総合も上下にもみ合ったが、それぞれ0.14%高、0.27%高で終了し、主要3指数がそろって反発した。ナスダック総合は2営業日ぶりに取引時間中と終値の史上最高値を更新し、

 S&P500は最高値から0.19%安の水準で終了した。S&P500の11セクターはコミュニケーション、金融、不動産、資本財など7セクターが上昇し、エネルギー、素材、ITなど4セクターが下落。ダウ平均採用の30銘柄はボーイング、ウォルマート、3M、ゴールドマン・サックスなど17銘柄が上昇し、シェブロン。プロクター・アンド・ギャンブル、アップル、ユナイテッドヘルスなど13銘柄が下落した。

 今週は第2四半期決算発表がスタートし、JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカなどの大手金融機関のほか、ジョンソン&ジョンソン、ユナイテッド・エアラインズ、GEエアロスペース、 ネットフリックス、3MなどS&P500採用の約40銘柄が決算を発表する。経済指標では、6月消費者物価指数(CPI)、6月生産者物価指数(PPI)、7月ミシガン大1年先・5年先期待インフレ率速報値などが発表予定で、関税による景気減速や物価上昇が懸念される中、企業業績や見通し、インフレ動向に要注目となる。


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