日経平均サマリー(23日)

市場概況
日経平均は3日ぶり大幅反発 4桁の上昇で年初来高値を更新

 23日の日経平均は3日ぶり大幅反発。終値は1396円高の41171円。朝方に日米の関税交渉において、相互関税が25%から15%への引き下げで合意に至ったことが伝わった。これを受けて、寄り付きから400円を超える上昇。40100円台からスタートし、その後も上値を伸ばした。自動車に対する関税も15%に引き下げられたと伝わったことから、これまで株式市場で敬遠されていた自動車株が軒並み急騰。全体でも下値不安が大きく後退し、リスクを積極的に取りにいく動きが強まった。

 11時台に石破首相の退任観測が伝わったが、値を消すことはなく一段高。1200円を超える上昇で前場を追えると、後場は売り手不在の中で買いが買いを呼ぶ展開となった。マツダ<7261.T>が後場はストップ高買い気配で張り付くほど自動車株買いが盛り上がる中、41300円台に乗せて1500円超上昇する場面もあり、終値でも4桁の上昇となった。日経平均、TOPIXともに年初来高値を更新。TOPIXは史上最高値を上回る場面があった。

 東証プライムの売買代金は概算で7兆1000億円と商いは高水準。業種別では全33業種がプラスで、自動車株が属する輸送用機器が10.8%高となったほか、銀行や金属製品が大きく上昇した。一方、倉庫・運輸、パルプ・紙、食料品などは小幅な上昇にとどまった。日米交渉が合意に至ったことで利上げ実施に対するハードルが下がったとの見方が強まり、三菱UFJ<8306.T>や三井住友<8316.T>などメガバンクに強い買いが入った。半面、直近で強く買われていた東宝<9602.T>が利益確定売りに押された。



日経平均
 41171.32 +1396.40
先物
 41220 +1470
TOPIX
 2926.38 +90.19

(小針)


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