NYマーケットダイジェスト・30日 株失速・金利上昇・ドル高(2)

スポット
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で、早期利下げに慎重な見方を示すと株売りが優勢となった。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。パウエルFRB議長の会見を受けて下げに転じる場面もあったが、下値は限定的だった。取引終了後のマイクロソフトとメタプラットフォームズの四半期決算への期待から買いが入った。

・米国債券相場で長期ゾーンは反落。7月ADP全米雇用報告や4−6月期米GDP速報値が予想を上回ったことを受けて売りが進んだ。パウエルFRB議長がFOMC後の記者会見で、早期利下げに慎重な見方を示したことも相場の重し。

・原油先物相場は3日続伸。4−6月期米GDP速報値が予想を上回り、米景気先行きに対する過度な懸念が和らぎ、原油先物は買いが先行した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で原油在庫が減少予想に反して大幅な積み増しとなり、一時売り圧力が強まるも、トランプ米政権による対ロシア経済制裁の発動が警戒されるなか堅調な動きとなった。

・金先物相場は反落。この日発表の7月ADP全米雇用報告と4−6月期米GDP速報値が予想より強い結果だったことを受けて米経済への楽観的な見方が強まり、米早期利下げ思惑が後退した。米長期金利が上昇し、金利を生まない金は売りに押された。

(中村)


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