香港株サマリー(31日)

市場概況
香港大引け:3日続落、25000ポイント割り2週間ぶり安値

 31日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。終値は前日比1.60%安の24773.33ポイントだった。中国企業指数は1.72%安の8882.95ポイント。メインボードの売買代金は概算で3206億3000万HKドル。

 ハンセン指数は心理的節目の25000ポイントを下回って寄り付くと、その後もマイナス圏で軟調に推移し、終値は17日以来、2週間ぶりの安値だった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を受けて米国の利下げ期待が後退したほか、中国国家統計局と中国物流採購聯合会が31日発表した2025年7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)が49.3と市場コンセンサス予想(49.7)を下回り、4カ月連続で50を下回ったことも嫌気された。

 ハンセン指数構成銘柄では、南アフリカのメディア企業ナスパーズ子会社のプロサスが一部保有株を売却したと伝わった美団(03690)が4%超下落し、指数を押し下げた。6月中間決算を発表したバドワイザーAPAC(01876)や第三者割当増資計画を発表した無錫薬明康徳新薬開発(02359)が5%超下げたほか、龍湖集団(00960)や紫金鉱業集団(02899)の下落も目立った。半面、快手科技(01024)が6%超上昇。中国国営中央テレビ(CCTV)が30日放送した報道番組「焦点訪談」で、快手科技が「2025世界人工知能大会」(WAIC 2025)に出展した動画生成AIなどを紹介し、買いを誘ったもよう。サンズ・チャイナ(01928)や銀河娯楽(00027)などカジノ株も高かった。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.69%安の5453.14ポイント。美的集団(00300)や美団、BYD(01211)が下落率上位だった。半面、金蝶国際ソフト(00268)や快手科技、キングソフト(03888)が買われた。


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 香港株サマリー(31日)