香港株サマリー(4日)

市場概況
5日ぶり反発、米利下げに期待 素材株・IT株が高い

 週明け4日の香港株式市場で、ハンセン指数は5営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.92%高の24733.45ポイントだった。中国企業指数は1.01%高の8893.48ポイント。メインボードの売買代金は概算で2346億8000万HKドル。

 ハンセン指数は前週末の米株安の流れを引き継いで安く始まった。しかし序盤に上げに転じてじりじりと上げ幅を広げ、結局はこの日の高値圏で終えた。1日に発表された7月の米雇用統計が米雇用情勢の悪化を示し、米連邦準備理事会(FRB)による早期の利下げに期待する買いが素材セクターとITセクターを中心に優勢となった。前週末終値は7月17日以来およそ2週間ぶりの安値圏だったとあって、安値を拾う動きも相場を支えたもよう。

 ハンセン指数構成銘柄では、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が反発して相場の上昇を主導。前週末に安かった教育サービスの新東方教育科技(09901)、自動車販売の中升集団(00881)、パソコン大手のレノボグループ(00992)、石炭大手の中国神華能源(01088)も高い。半面、前週末に2025年6月中間決算を発表した信義ガラス(00868)が安い。製薬の石薬集団(01093)と医薬品関連の無錫薬明康徳新薬開発(02359)はともに続落した。新エネルギー車メーカーのBYD(01211)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.93%高の5447.62ポイントと8営業日ぶりに反発。半導体株の華虹半導体(01347)、SMIC(00981)、ASMPT(00522)の上昇が目立った。企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)も大幅高。一方、BYDや中国ネット通販大手のアリババ集団(09988)が下落した。


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