中国株サマリー(7日)

市場概況
4日続伸、21年末以来の高値を連日更新 上値は重い

 7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日続伸。終値は前日比0.16%高の3639.67ポイントだった。深セン成分指数は0.18%安の11157.94ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆8254億9000万元だった。

 上海総合指数は高く寄り付いた後、前場は前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、後場はおおむねプラス圏でもみ合った。上値の重さが目立ったものの、前日に続き、終値ベースで2021年12月31日以来、3年7カ月ぶりの高値を更新した。利益確定売りが重荷となる半面、中国当局の政策支援に対する根強い期待が引き続き地合いを支えた。国家統計局が日本時間の正午0時ごろに発表した中国の7月の貿易統計も好感された。米ドル建ての輸出が前年同月比7.2%増となり、市場予想(5.4%増)を上回ったほか、輸入は4.1%増で、市場予想の1.0%減に反して2カ月連続のプラス成長となった。

 セクター別では、貴金属が全面高。レアメダル、宝飾品、半導体、医療機器なども買われた。半面、保険が全面安となったほか、製薬、鉄鋼、太陽光発電設備などが安かった。

 A株市場では、テック株の大族激光科技産業集団(002008)、用友網絡科技(600588)、富士康工業互聯網(601138)、立訊精密工業(002475)の上昇が目立った。セメント株の安徽コンチセメント(600585)、建設機械の徐工集団工程機械(000425)、三一重工(600031)、ゲーム関連の巨人網絡集団(002558)なども買いを集めた。半面、保険株の新華人寿保険(601336)、医薬株の華東医薬(000963)、江蘇恒瑞医薬(600276)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(600699)、太陽光発電関連の晶澳太陽能科技(002459)などが売られた。  上海B株指数は0.39%安の267.57ポイント、深センB株指数は0.11%高の1306.29ポイント。


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